合田沙おり(Saori Goda) - 未来のアカデミー賞受賞女優
アカデミー賞受賞女優になる。
小さい頃から、『アカデミー女優になりたい！』という夢を持っていた沙おりちゃん。 誰もが惹き付けられる、まっすぐな瞳と明るい笑顔。 みんなに優しく接して、明るい笑顔の沙おりちゃんには、隠し切れない”華”が有る。 そんな彼女の人生は、『芸の道一本で生きていく。』という、強い信念に支えられています。 彼女の女優への熱い想いと生き方にLIVE！
対談者：U-KING
同じ幼稚園出身の同い年！小学校から大学までは全くかぶらず、まさかのNYで再会！NYで挑戦する同志として溜まり場に勧誘！
06歳映画女優になるため、父とキスの練習
幼稚園時代から女優になりたくて！
世界の映画を観て、よく感動して泣いてた。
私も人を感動させたいって
思ったのがキッカケだよ。
16歳ファミリーミュージカルで女優デビュー
高校２年生の時に、
市のファミリーミュージカルの
オーディションがあって、
友達と応募したら受かってん！
プロの劇団主催のミュージカルだったから、
公演が終わって、大学入学と同時に、
その劇団に所属させてもらったよ。
18歳朝帰りが増え、親との仲が険悪に
所属してた劇団は、
公演前はほぼ毎日夜まで稽古で、
稽古の後は先輩と演出家と吞みに行って、
朝までダメだしとか芝居に対する熱い話を聞いてた。
当然親はいい顔はしてなかった。
その時期めっちゃ仲が悪くなっちゃって。
家帰ったらチェーンがかかってたりしたし笑。
20歳劇団退団
― 何でまた退団しちゃったん？
お芝居を続けながら感じてたんだけど、
芝居で食べていくのは
難しいなって思ったから。
でも、私はそれだったら趣味で
やってるのとかわらないなって感じた。
私は芸の道一本で稼いでいきたい、
って思った。
20歳声のプロダクション入会
劇団のマネージャーが、
そのプロダクションは、他と違って
レッスンを受講し続けるんじゃなくて、
一年間レッスンを受講した後は、
オーディションがあって。
それで受かった人だけ
準所属になれる形式で。
オーディションで落ちた人は、
プロダクションを辞めないといけな
かったから、はっきりしてていいな
って思ってそこにした。
私はうまいことオーディションに通って
準所属になれて、仕事も少しずつ
もらえるようになったよ。
22歳持病のストレスから過食症になる
私の場合は最初の仕事が、
地元のケーブルテレビの
キャスターに抜擢された。
週１回１５分の生放送だったけど、
顔も映るし、めっちゃはりきってた！
それが、持病のアトピーが悪化して、
顔まで出てしまって。。。
テレビに映る訳だから、
いつスポンサーに
首切られるか不安だったし、
外に出るのも嫌だったなぁ。
それで過食症になってしまった
んだと思う。
すごい食べてしまってたから、
その自己嫌悪で、悪循環だった。
最終的に漢方で治療して、
何ヶ月かかかって治したんだけど、
過食症はなかなか治らなかったなぁ。
22歳ラジオのレギュラー番組降板
レギュラーでラジオ番組を
一個もたしてもらってたんだけど、
私が３０代女性として話す
っていう設定で。
でも私は当時２１歳だったから、
３０代の女性がどんな考え方を
持っているか、想像でしか
考えられなくて、根拠のない
トークをしてしまってたと思う。
でも、自分自身ではずっと
矛盾を感じていて、１年半続けた後、
プロダクションの社長に
ラジオ番組を降板させてください、
って頼んだ。
マネージャーには、
まだ売れてもないのに、
折角ある仕事を断るなんて、
甘いんちゃうの？って言われたけど、
自分なりに考え抜いて
出した結論だったから、
それでも続けることに意味があるとは
思わなかった。
自分が選択したことは正解だったのか、
間違いだったのか、、
その後の自分の行動次第で
結果が変わると思う。
この事があったから、今後ラジオの
オーディションには行かせて
もらえないかなと思ったけど、
他の仕事をもっと全力でやって
結果を出していこうと決めた。
― さおりちゃんの場合はどうだった？
結果的に私の場合は、顔出しの仕事（キャスター、リポーター、司会）やナレーションの仕事
の話をもっともらえる様になったから良かったと思うよ。
24歳友人の一言でNY行きを決意
元々私は、女優業を本業としてやりたかった。
でも生活していく為に、
ナレーションを始め、いろんな
声のお仕事も始めさせてもらった。
声の仕事をやってるうちに、
だんだんとやりがいが出てきて、
その道を極める事がゴールになってきてた。
ナレーターの先輩達にもすごい憧れてたし、
あぁ私もこういうナレーターになりたいな、
って思ってて。
そうしてる内に、
女優としてやっていきたいって気持ちが、
いつか女優をできたらいいなってなってた。
そんな時、久しぶりに
大学時代の友達にあって。
その人はクラブDJをしてて、
頻繁にNYに行ってる子だった。
私もNYに行きたいなーっていったら、
『行きたいんやったら行ったらいいやん』
って言われて笑。
そう言われて、始めは
『でも、毎週レギュラーの仕事もあるし…』
って思ったんだけど、
『あ、そっか。行きたいんだったら、
行ったらいいんだ。』
って思って笑。
それで、１年お休みさせてくださいって
プロダクションにお願いして、
レギュラーの仕事は一旦辞めた。
同期や先輩達に話したら、
『ただ行きたいから行くって
そんな適当な理由なんかでいっていいん？』
『ただ遊んで終わってしまうで？』
とか色々と反対された。
でも、私は『ただ行きたい』
っていう純粋な思いが
大事なんじゃないかなって思った。
ただ学校に行くのは嫌で、
働きたかったから、
留学斡旋会社みたいな所にいって、
向こうの日本食の店のインターンを
紹介してもらったよ。
住む所も、知り合いがいなかったから、
そのクラブDJの友達が住んでたシェアハウスに、
入れ替わりで住ませてもらう事にした。
全てが順調に進んで、
さぁいざ出発っていう当日に
空港で書類が足りてませんよ？
っていわれて！！
まさかの自宅に書類を忘れ笑。
色んな人に送別会を開いてもらってた手前
言い出せなくて、次のチケットがとれた
２週間後までずっと家でコッソリしてた笑。
25歳映画女優になる夢を思い出しNY滞在延長
― NYはどうだった？
みんなが自分のしたい事に正直な気がする。
環境がそうさせてくれるのかなぁ。
ここに居たら、自分の夢を素直に追いかけて
叶えることができるんじゃないかと思って、
予定の一年間がたっても、
日本に戻らずにNYに残る事を決めた。
野望『アカデミー賞受賞女優になる。』
― ずばり、沙おりちゃんの野望は？
今は、ボイスオーバーを始め、
キャスター、司会をやらせてもらって、
私が今まで培ってきた経験を活かして、
なんとか芸の道一本で食べていける様になった。
それと並行して、映画やコマーシャルの
オーディションを受けに行ってて、
マイクロソフトの広告に起用してもらったり、
少しずつではあるけど前進してきてる。
当面の目標は、SAGっていう
アメリカの俳優協会に入ること。
入会条件が厳しくて、なかなか難しいけど、
ここに入ることが、本格的に
スタートラインに立つことになると思うから、
今はココに全力を注いでる。
で、実績と経験を積んで
60歳までにアカデミー賞を受賞します！！
生き方『仕事とプライベートを両方充実させる事。』
― 理想の生き方を教えてください！
当たり前だけど、仕事と
プライベートを両方充実させる事。
私は昔、仕事さえ成功すれば、
人生成功って思ってたけど、
今はプライベートも両方充実させて、
相乗効果で私の人生成功だ！と思ってる。
贈る言葉『自分の選んだ道は正解か間違いか… 正解にするには、その後の自分の行動次第。』
― 今から挑戦しようとしてる若者に、贈りたい言葉を一言お願いします！
『自分の選んだ道は正解か間違いか…
正解にするには、その後の自分の行動次第。』
人生悩む事は一杯あって、
決断する必要がある場面は一杯有ると思います。
でも、重要なのはその決断自体じゃなくて、
決断した後の自分の行動だと思います。
その行動次第で、その決断が
良い決断だった事にもなるし、
悪い決断だった事にもなります。
まず何でもやってみる事が大切だと思うし、
やってよかったと思えるように行動する事が、
もっと大切だと思います。
BIOGRAPHY
- 00歳足から産まれてくる
- 06歳映画女優になるため、父とキスの練習
- 09歳演技力向上のため、１人遊びを重ねる
- 16歳ファミリーミュージカルで女優デビュー
- 18歳大学入学と同時に、劇団入団
- 18歳ミュージカル・芝居・映像に出演開始
- 18歳朝帰りが増え、親との仲が険悪に
- 20歳NYへ１ヶ月間の語学留学
- 20歳劇団退団
- 20歳声のプロダクション入会
- 21歳初レギュラーで生放送キャスター抜擢
- 22歳持病のストレスから過食症になる
- 22歳ラジオのレギュラー番組降板決意
- 24歳友人の一言でNY行きを決意
- 25歳映画女優になる夢を思い出しNY滞在延長
- 26歳マイクロソフト広告にアジア代表出演
- 2014結婚
- 2015苦手としていたトレーニングを再開
- 2016仕事の依頼が急増中！
- 2045 アカデミー賞受賞
後日談
2016初インタビューから3年後
― ここ三年を振り返ってどうやった？
毎年一年ずつよくなってるなって思う。
仕事が増えてることと、
英語も上達していることと、
あと苦手やったトレーニングを
受けることを前向きに始めてん。
トレーニングが嫌いやってんけど、
思い知らされることが多くて、
アメリカでやっていきたいと思っているなら、
発音のトレーニングは必要と
フィードバックを受けてん。
そこから一年間英語のトレーニングを受けて、
合わせて今まで苦手やった歌に通ったり、
アクティングスクールに行き直したり、
殺陣は続けているし、
アクションとかも始めた。
日本の踊りとかもずっとやっていかなと
思いながら、今年やっと始められた。
アクティング以外の声の仕事とか
司会の仕事に関しても、
スキルは向上してきたかなって思える。
― なんで苦手やったトレーニングを再開できたん？
本当にブラッシュアップしていかないと
良い役とかはとれないんだなと思った。
SAGっていうアメリカのアクティング協会があって、
ずっと入りたいと思っているんやけど全然入れなくて。
一応日本で経験つんできてるし私、
っていう変な自負があって、
ちょこちょこ実績も出ていたから、
私の演技をわかってくれている人がいる、
と思いたかったことで、素直に
ひたむきになれなかったんかもしれん。
この前結婚して、子供を産もうとおもってて、
私も産む時期を逃したくないとおもってたから、
来年の春くらいに妊娠してるくらいがいいかと。
いかに子育てが大変かというのが
想像しかできてないんやけど、
子供産んだら新しくチャレンジすることが
なかなか難しいんじゃないかと思って。
ずっとNYにいるのもいいけど、
一度はLAにチャレンジするべきかって。
でもパートナーが焦る必要はないでって
後押ししてくれてん。
焦る必要はなかったんかなと思ったら、
まだNYでもやるべきことが
まだまだたくさんあったなと。
ひたすらに磨いていくべきやなと思った。
― どんな演技をしていきたい？
人が作った役にどれだけ近づけて
超えられるかというところに
やり甲斐を感じる。
ナレーションとかって
人が作った原稿をよむやん。
私はその人が作った原稿を
すごい感情をコントロールしながら
読むのが好きで。
自分のナレーションによって
その映像がディレクターさんの
予想以上のものになる、っていうのが理想。
演技もそうかなって思う。
― 次の目標を教えて！
SAGにこだわりすぎなんかもしれんけど、
入りたいと思ってた自分がいたし、
日本でやってたしと思ってる自分がいて、
もちろんそれは良い経験だと思うんだけど、
もっとアメリカのアクティングを
ちゃんと勉強すべきなんかなと。
自身のレベルアップを通じて０からやろうとしてる。
とりあえず今までのことは一旦忘れて、
初めてアクティングを学ぶという
気持ちでやっていきたい。
