土方歳三 - 鬼の副長
我、将来武人となりて、名を天下に挙げん
土方歳三 - 鬼の副長
新選組鬼の副長として皆に恐れられた人物。図抜けた軍才をもち、指揮命令のほとんどは副長の歳三から発せられたとされている。 恋人よりも、自分の命よりも、男としての生き方を貫くため、死を選んだ歳三。 時代は新政府にうつり、幕府は必ず負けると分かりながら、周りの声に耳を傾けず、ただ自分が決めた生き方を最後まで貫いた男。 その哀れなほどまっすぐでしびれる生き様をLIVE。
対談者:Dragon
日本の先輩。「燃えよ剣」を読むまでは時代錯誤した新撰組に対していいイメージをもってなかったが、土方さんの貫くかっこよさはぐっときた。思わず溜まり場に勧誘!
本文はすべて司馬遼太郎「燃えよ剣」から抜粋
28歳新撰組結成
― 結成当初はどういう想いだったんですか?
将来われ武人となりて、 名を天下に揚げん。
― 幕府にすべてを捧げる方針で本当によかったんですか?
目的は単純であるべきである。
思想は単純であるべきである。
28歳池田屋事件
― 人数的に不利だったのに怖くなかったんですか?
喧嘩ってのは、おっぱじめるとき、
すでに我が命ァない、と思うことだ。
死んだと思いこむことだ。
そうすれば勝つ。
29歳蛤御門の変
― 決死の覚悟で挑んできた長州に勝てると思いました?
勝てるか勝てないか、
やってみなければわからないよ。
おらァもう、勝敗は考えない。
ただ命のある限り戦う。
どうやらおれのおもしろい生涯が、
やっと幕をあけたようだ。
34歳最愛の人と思い出の場所で夕日を見る
― 負ける戦を捨て彼女と生きる道は考えなかったんですか?
昨日の夕陽が、
きょうも見られるというぐあいに、
人の世はできないものらしい。
― 彼女と別れ死を選んだときの心境はどうだったんですか?
たとえ身は蝦夷の島辺に朽ちるとも
魂は吾妻の君をまもらむ
34歳箱館戦争(戦死)
― 敵、味方も含め恐ろしい数の 死を見てきましたね。
一日過ぎると、その一日を忘れるようにしている。
過去はもう私にとって何の意味もない。
― 死ぬとわかってて。。
世に生き飽きた者だけ、ついて来い。
(※死ぬ直前の最期の突撃の時の言葉)
野望『我、将来武人となりて、名を天下に挙げん』
― 野望を教えてください
我、将来武人となりて、名を天下に挙げん
生き方『男の一生は美しさをつくるためのものだ』
― 土方さんの思う理想の生き方とは?
男の一生は美しさをつくるためのものだ
贈る言葉『皆、自分の道をゆこう。』
― 最後にオレに何かメッセージをください。
皆、自分の道をゆこう。
今後の挑戦
BIOGRAPHY
- 00歳誕生
- 24歳近藤勇と出会い天然理心流に正式入門
- 28歳新撰組結成
- 28歳池田屋事件
- 29歳蛤御門の変
- 32歳幕府の大政奉還により戊辰戦争が始まる
- 34歳五稜郭の戦い
- 34歳函館戦争 戦死
- 20xx 我、将来武人となりて、名を天下に挙げん