自分にしか書けない論文を完成する

池澤崇池澤崇 - ビジネス起業家、株式会社Resobox 代表取締役
RESOBOX代表取締役。日本文化を世界に広めるべく事業を展開。ニューヨーク市内に3つの店舗を構え、多種様々な日本文化関連イベントが定期的に行われ、ニューヨーカーが日本の最新情報に触れる貴重な場所になっている。また日本から世界に飛び出してみたいという企業を全面的にサポートする起業アイディアのスペシャリスト。 1980年東京生まれ。慶應大学商学部卒業。在学中に世界20か国をバックパッカー旅行。富士山の登山ガイドを経て、2004年渡米、邦銀にて融資業務に携わる。退職後、ニューヨーク市立大学にてMBA取得。在学中にRESOBOXを立ち上げ、現在に至る。

対談者:Mina.K

Mina.K

池澤さんは24時間動き続ける脅威的な体力を持つすごい人!という印象でしたが、お話すると穏やかで優しい。さらに語ってくださるお話にはユーモアがびっしり。クールなのにおもしろい!
ニューヨークで日本を発信し続ける、たくましく生き抜くとにかくかっこいい挑戦者です!

[公開日] 2018/11/15(最終更新:2018/11/16)

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13-18歳地方に魅了された中高生時代

Mina.K― 日本全国のさまざまな山を登られたそうですね。
池澤崇

中学・高校時代は、中高一貫教育の駒場東邦に通い、山岳部に所属していました。
活動内容はかなり本格的で、

受験までの5年間で日本全国の山、約80カ所は登山しました。

Mina.K― 休日はほとんど登山ですか?
池澤崇

はい、部活の仲間と皆で、地方へ出掛けることが多かったですね。
目的地までは鈍行列車に乗って行き、最寄り駅には深夜に到着。


駅の中で寝袋を敷いて睡眠を取り、
翌朝、路線バスに乗って登山口まで行き山頂を目指しました。
山頂からの絶景には毎回感動していましたね。


夕方ごろに下山すると、その土地の定食屋や温泉へ行くのが定番ルート。
そこで「兄ちゃんたちは東京のもんか」などと言われながら、
地元の方たちと盛り上がったりするのも楽しかったです。

 

ラーメン店では、メニュー表は豊富なラインアップなのに、
オーダーするとしょうゆ味しかなくて、
仕方が無く食べると驚くほど絶品だったりして…。
そんな「地方の町あるある」との出合いが旅を充実させてくれていました。


そして、夜中に東京に戻り
翌日は学校といった日々を繰り返していましたね。

Mina.K― ハードですが楽しそうですね!体力には自信があったんですか?
池澤崇

それが、そんなことはないんです
小学生の頃は朝礼で倒れるような子どもで、体育の授業も苦手でした。

 

中学に進学した時、バスケット部などの人気な部活では、
自分はレギュラーになれないと悟り、不人気そうな山岳部を選んだのです。

山登りは辛いし、汚いし、厳しいため、居場所があるかな…というのが動機でした。


でも、頂上という目標を目指し
自分と戦いながらゆっくりと進むスタイルが性に合っていたようで、
体力や忍耐力を養えました。

 

また、地方の町の魅力に触れ、住まいである東京を出て
色んな物を見ることが好きになりました。

この経験は、その後の自分のライフスタイル、
海外に出て様々な文化に触れる、ということに大きく影響していると思います。

 

富士山のガイドをしてる時の写真

富士山のガイドをしてる時

20-26歳国内から海外へ!バックパッカーとして世界中を旅する

Mina.K― 大学時代はさまざまな国へ行かれていますね。
池澤崇

初めての海外旅行は、大学1年の時です。
特に大きな理由もなく、知り合いがいるという理由でイギリスへ行きました。


2年生の時はトルコ、ルーマニア、ギリシャ、イタリアへ。
その翌年は香港、マカオ、広州、成都、西安、ウルムチ、内モンゴル、北京を。


卒業の年にはインド、パキスタン、スリランカを旅しました。
学生で時間もあり、それぞれ期間は5週間前後。

卒業後に渡米した後も、中米などさまざまな国を旅しました。

 

パキスタンと中国の国境で地元の輸送業者のバスの運転手達と

パキスタンと中国の国境で地元の輸送業者のバスの運転手達と

Mina.K― 旅の達人ですね!羨ましいです。
池澤崇

ただ、趣味が旅行という程度ですよ。
最初はほとんど英語が喋れず、恥ずかしい経験もたくさんあります。

 

イギリスでは、辿り着いた街の宿泊施設が全て満室で
途方に暮れて泣きそうになったこともありました。


今振り返ると、あんな安全な街で恥ずかしいと思いますが、
知らない街でひとりきり。その上、数人の男性に囲まれて
「うちに来なよ」などと言われた時は
「絶対に襲われて殺される」と死を覚悟しました(笑)。

 

今では信じ難い話ですが、結局怖くて逃げられずに彼らに付いて行き、
バッグをベッドの中で抱え込んで寝たことを覚えています。
とにかく恐ろしくて翌朝早朝に、気付かれないように逃げ出すという…。

今となっては笑い話ですね。笑

Mina.K― 旅に対するマイルールはありますか。
池澤崇

旅に出掛ける時は、基本的に詳細な行き先や日程を事前に決めることはせず、
訪れた場所で出会った人から情報を集めたり、
現地で興味を持った事柄から次の行き先を決めたりしながら移動します。

 

大まかな行き先を決めたら片道切符だけ握りしめて日本を立ち、
期限が近づいたら最寄りの都市から帰国するスタイルが定番です。

 

昔から何事も自身の目で確かめ、体験することが好きでしたので、
好奇心の赴くままに進むスタイルが自分には合っていましたね。

 

宿は最安値のドミトリーを選び、
交通手段は地元の人が使う交通機関を利用。

 

食事も観光客向けのレストランではなく、地元の方が集う場所へ出向き、
現地の人と交流するようにする。

 

旅先での出会いは大切にしています。さまざまな国籍の旅仲間を作って話をして、多様な価値観や考え方に触れるようにしています。

Mina.K― 最初の目的地はどのように決めますか。
池澤崇

行き先はその時々で、興味を持った事柄から選ぶことが多いです。

 

インドやパキスタンへ行った理由は、
宗教が政治や歴史に及ぼす影響力を、現地で体感しておくべきと感じたからで。
コスタリカやグアテマラを旅した理由は、NYで暮らし始め、
中米との文化の違いや経済状況を知りたいという思いからでした。


現地では一般家庭にホームステイしながら

語学学校に短期入学したり、遺跡を巡ったりもしました。

 

チベット亡命政府のあるインド・ダラムシャーラーで現地のチベット僧と

チベット亡命政府のあるインド・ダラムシャーラーで現地のチベット僧と

Mina.K― 旅の資金はどのようにして調達していたんですか?
池澤崇

大学1年の時に山梨県登山ガイドの資格を取得し、
富士山の登山ガイドとして働いていて
その資金を元手に、デイトレーダーとして株取引に投資し、
旅の費用に当てていました。

26-28歳ニューヨークに渡り、現地採用で就職

Mina.K― 日本で就職活動はされなかったんですか?
池澤崇

日本で就職する気は全くありませんでしたね。
株で得た貯金もありましたし、
大学を卒業して1週間後には国外へ出掛けていましたよ。

 

引き続き、株取引で資金調達をしながら、
カナダやアメリカを転々としていました。

 

そんな中、立ち寄ったシアトルの設計事務所で働かれている日本人男性と偶然知り合い、
オフィスを見学させていただく機会に恵まれて。

 

彼が、男性の私から見ても芯のあるかっこいい男性で、
今更ながら「日本人も海外で働けるんだ!ならば自分も!」と刺激を受け、
アメリカで働くことを目標にしました。

Mina.K― ニューヨークを選んだ理由は何ですか?
池澤崇

デイトレーダー経験があったため、金融の本場で戦ってみたいという思いからです。
まずはニューヨークで2年制の大学を卒業し

OPT(Optional Practical Training)を取得。
その後、H-1ビザをサポートしていただき現地採用で邦銀に就職。
融資営業部で2年間働かせていただきました。

 

NYで働き始めたときの写真 - 新聞社のThe New York Timesの金融部門でインターンをしていた頃

新聞社のThe New York Times でインターンをしていた時の直属の上司と

29-30歳退職してMBA取得し、在学中に起業

Mina.K― 米国で銀行員というエリート職を辞め、MBA取得を目指した理由は?
池澤崇

銀行員という仕事が合わず、
過度なストレスから体調を崩したことが一番の原因です。
職場の方は、みんなプロフェッショナルで親切な方ばかりでしたし、
社会人としてのマナーや常識を学ばせていただき、感謝しています。

 

MBA取得を目指した理由は、退職を決めた時から
ベンチャーを立ち上げたいと決意していたからです。

 

ニューヨーク市立大大学院のMBA起業家コースを受験。
オナーズ・プログラム(特別優秀な生徒が集まるプログラム)に選ばれ、
2年間は寝る間を惜しんで猛勉強の日々を過ごしました。

Mina.K― そんなハードな学生生活の最中、起業されていますね!
池澤崇

在学中に、日本文化に関わる人や
日本人アーティストのエージェントとして活動を始めました。
きっかけはNYで居合道を教えている米国人女性との出会いです。

 

私自身も生徒で、彼女の素晴らしい知識と技術に感銘を受け、
さらに日本文化を米国人である彼女が多くの人に伝えようと
奮闘する姿に衝撃を受けました。

 

生徒集めに苦戦されていたり、
場所を借りる費用を自己負担されたりしている様子を間近で見て、
「じゃあ、僕が生徒を集め、スペースも作ろう」と決めたのが発端です。

 

NY市内のロングアイランドシティに場所を借り、2011年6月に
日本文化を学べるスペース「RESOBOX(レゾボックス)」をスタートしました。

 

起業し立ての頃の写真

起業し立ての頃

30-35歳文化教室、ギャラリー、カフェ、イベント開催など事業拡大

Mina.K― さまざまな文化教室に加え、ギャラリーやカフェもスタートされました。
池澤崇

はい、最初は居合道、日本舞踊、墨絵の3つのクラス経営から始めました。
その後、生け花や料理教室、漫画など、教室が増えていきましたね。

 

そんな中、スペースの真っ白な壁を見て
「ここを日本にまつわるアート作品を展示してみては?」と、
お客様からアイデアをいただき「ギャラリー」がスタート。

 

さらに、日本に興味がない人にもアプローチしたいと考え、
誰でもふらっと入店できるようにカフェの営業もはじめ、
気軽に日本の面白さに触れてもらえるようにと、
スペースを活用して「イベント」を開催するようになりました。

Mina.K― 社名の「RESOBOX」には、どのような意味が込められているのですか?
池澤崇

日本文化と他文化が響き合い、
新しいものを創出する場所にしたいという思いから
「Resonate(共鳴する)」と「Box(箱)」の
二単語を組み合わせています。

 

会社理念は、日本の文化や技術をベースに他文化を融合し、
新たな日本文化を創出し、かつ世界に発信していくこと。

 

歴史を振り返るに、100年前に「日本文化」と呼ばれていたものと、
今そう呼ばれているものとは違いますよね。

 

同様に100年後にそう呼ばれているものもまた、
現在とは違うものに変化しているはずだと思います。
私はそれが何かを知りたい。

 

通信機器や移動手段が発達した今、文化や人の在り方は急速に変化しています。


特にここニューヨークは、
世界中で最も多い150カ国語以上の言語が使われ、多人種が共存している街。

譲れないものは守りながらも、形態を変えつつ進化を遂げ、
多くの人の生活に根付いて行く文化を創出する一端を担いたいです。

Mina.K― 進化しているものの実例はありますか?
池澤崇

例えば、大正時代から続くけん玉は、
日本の伝統的な遊びですが、時代の流れとともに衰退しつつありました。

 

しかし、2010年にネット動画で配信された、
米国のプレーヤーのルールに捉われないカッコいいプレイスタイルが話題になり、
一気に世界へと人気が拡大。日本でも、再ブレイクを遂げます。

玉や紐の部分を持って、高速で回転させたり、全身を使ってバランスを取ったりと、
誕生した当初に比べ使い方が変化。

 

現在では子供はもちろん、大人も参加して技を競う「スポーツ」のひとつとして、
競技人口は年々増加しています。


2014年からは、発祥の地・広島県で「けん玉ワールドカップ」も開催。
毎年のように世界各国から300人以上のプレーヤーが集い、
2日間で5万人以上を動員する人気スポーツになりました。

 

弊社では、さまざまな人種が集うNYで、
より多くの人に広めようとコミュニティーを発足。

8月には「けん玉大会 in NY」も開催しました。


初年度で参加者数は20人とまだまだ小規模ですが、
今後も拡大して行く予定ですので楽しみにしていてください!

34歳〜現在進行中ギャラリーに世界45カ国から4000点の作品集結

Mina.K― ギャラリーではどのような展示を開催されていますか?
池澤崇

テーマが「日本」であれば、アーティストは日本人でも外国の方でも構いません。
染物や、漆塗りといった伝統工芸品の展示もあれば、
日本の古写真や白塗りをテーマにしたニューヨークのアーティストによる
個展も開催しています。

 

一番規模の大きなギャラリー展示は「世界あみぐるみ展」。


「あみぐるみ」は毛糸で作るぬいぐるみなどの編み物作品のことで、
30年ほど前に日本のテレビ番組で取り上げられて広まったと言われています。
毛糸とかぎ針があれば、誰でも作れる手軽さ、
そして技を極めてアイデアを練ることで
オンリーワンな逸品が作れることから、世界中で人気が高まっています。

 

「世界あみぐるみ展」は、世界各国のあみぐるみ作家から作品を公募し、
審査を通過したアーティストの作品を展示で
2014年から毎年開催されています。

Mina.K― 世界中の作品が集うなんてNYならでは。面白そうですね!
池澤崇

はい。毎年テーマを変えながら実施し、参加国や参加者は拡大しているんです。

 

昨年は「日常使いできるあみぐるみ」をテーマに公募した結果、
世界の45の国と地域から応募があり、その中から110人を選出し、
計4000点を展示しました。


開催期間の3カ月間で、世界各国から延べ4500人にご来場いただきましたね。

37歳〜現在進行中2017年、ニューヨーク市内に3つの拠点を持つ

Mina.K― NY市内に3つのスペースとは、すごいですね。
池澤崇

創業から7年目を迎えた2017年に、
今後の展開を考えスペースを3カ所に増やしました。


全てNY市内ですので、運営、維持はもちろん大変ですが、
楽しみや希望を秘めたスペースです。
それぞれ、街の雰囲気も客層も違うため、異なった役割を持っています。

 

オープン前は、内装工事など自分たちで行っていたため、
工事現場の作業員のように泥と埃まみれになりながら
数カ月間を過ごしたことを思い出します。

Mina.K― まさに汗と涙の結晶ですね!それぞれの特徴は?
池澤崇

1号店は、NYで最も多くの人種が入り混ざる
「人種の坩堝(るつぼ)」と呼ばれる街「ロングアイランドシティ」に構えました。
ここでマーケティングリサーチすると、
一気にさまざまな国と地域の声が収集できます。 

 

2号店は、マンハッタンの西側にあり、
数々の有名ギャラリーやレストランが軒を連ねる「チェルシー」にあります。
芸能人や会社経営者といった富裕層が多く暮らしているため、
高所得者層へ向けたイベントや展示が特に効果的。

 

最後に作った3号店は、アーティストやクリエーターが多く、
若者が文化を創出する街「イーストヴィレッジ」にあります。
ここでは様々なコミュニティーをつくっていきたい。

 

これら3つの店舗は、今後のRESOBOXにとって重要な拠点になります。

36歳〜現在進行中海外進出を目指す方をサポートしたい

Mina.K― 2014年からはギャラリーやカフェなどの「文化事業」に加え、「海外進出支援サービス」も始められています。
池澤崇

「文化事業」で築いた地盤を生かし「米国人と日本企業をつなぐ拠点になろう」と
2014年にコンサルティング部門
「RESOCREATE(レゾクリエート)」を開設しました。

 

日本は少子高齢化などから人口衰退が著く、
大企業は次々と海外展開を進めています。
ですが、中小企業は資金もチャンスも少ないのが現状です。
せっかくの素晴らしい技術や商材を持っておられるのに、
日本に留まっていては勿体無い!何かお手伝いがしたいと思いました。

 

開設から3年ですが、さまざまな企業や自治体から依頼を受け、
ギャラリー展示を利用したマーケティングリサーチやプロモーションイベントの開催、
展示会や野外イベントへの代理出店、PR動画やHP用の写真撮影など、
多岐に渡るお仕事をさせてもらっています。

 

福岡八女茶の紹介会イベントをしている時の写真

福岡八女茶の紹介会イベントにて

Mina.K― 内容が幅広いですね! RESOCREATEにお願いするメリットは何ですか?
池澤崇

最大のメリットは、NYに拠点を置き
現地で築いた強固な人脈を活用できることです。
また、弊社のお客様の99%は外国の方という点も大きなメリットになっています。

 

創業から8年を迎え、スペースでの事業のほかに、
ニューヨークで開催される大規模イベントを主催したり、
世界展開する特定非営利活動法人と共に
ボランティア企画を実施するなど、幅広く活動しているので、
国内外の企業や団体と強い繋がりがあります。


これらのネットワークを活かし、
クライアントにとって最良のバックアップができます。

Mina.K― どこにいても人間関係が大切な訳ですね。
池澤崇

店舗を訪れる顧客と信頼関係ができているので、
サンプルとなる商品を実際に食べてもらったり、使ってもらったりして、
進出前に必要となる内容の濃いアンケートを回収できます。

 

米国展開を予定する企業にとって、米国向けに特化した商品開発に
繋げることもできるかと。

 

例えば、アンケートによるマーケティングリサーチは、
道端でランダムに行うアンケートと違い、
弊社の日本文化クラスやイベントに普段からお越しになられている
「日本好きの」顧客へのアンケートですから
顔見知りのスタッフとのリラックスした会話の中から
自然と本音を聞くこともできますね。

 

また、彼らは弊社のスタッフが
属性(性格、仕事、年齢などなど)を知り尽くしている顧客なので、
「日本に対してある程度知識や興味がある方」「スパニッシュ系」「アジア系」など
商材によってターゲットを絞ることが可能。

 

また、NYはさまざまな国の人が集う場所ですので、
「この商材はどの国で受け入れられるか」などの調査にも最適です。

 

弊社としては、このNYで得た調査結果を生かし、
日本企業が欧州やアジア、中米など、いろいろな場所へ進出してくれれば嬉しいです。

起業〜現在ピンチは「苦労」ではなく「挑戦するための好機」

Mina.K― 順風満帆に感じますが、ピンチを感じた出来事はありましたか?
池澤崇

創業から1年半の頃、資金不足で経営が行き詰ったことがあります。


そのタイミングで一緒に働いていた相方も辞めてしまい、
マネジメントも現場業務も1人で行わざるを得ない環境に置かれました。

 

追い詰められた状況でしたが、現状を把握し、どう改善していくかを
一から考えて行動することで、問題を少しずつクリアしました。

Mina.K― 苦労したエピソードはありますか?
池澤崇

正直未だに毎日苦労しかありませんが、
もともと、自分を追い込み、いろんなことに挑戦するのが好きなタイプですので、

特に「苦労=嫌だな」と感じることはそんなにありません!
追い詰められた時こそ何かを学べる・気付ける好機だと感じます。

 

例えば自宅の家賃が払えなくなり追い出され、
店舗に寝泊まりして蛇口で体を洗う日々が
数ヶ月続いた時もありましたが、

 

それはそれで
「人間って毎日シャワーを浴びなくても別に特に問題はないんだな」と
当り前のことに気付けるチャンスでもありましたし。

 

ただ周囲の人には「少しは休んで」などと、よくお叱りを受けます。

野望自分にしか書けない論文を完成する

Mina.K― 進化し続ける「RESOBOX」。今後の展開を教えてください!
池澤崇

「RESOBOX」はまだまだ初期段階です。
現状のギャラリーやクラス、イベントなどのコンテンツは、クライアントが
「RESOBOX」を”NYにおける自分を発表するプラットホーム”として、
自分たちのサービスやプロダクツを見せていく手段の一例に過ぎません。

 

日本の方々、または日本に影響を受けた外国人の方々が集い、
自分たちを展示やイベントと言う形でアピールする「空間」になるのが
中期の目標。

 

いずれは日本にいるあなた自身が「RESOBOX」の有用な使い方を発見し
自由な発想で活用できるNYのスペース」として使って頂けるような場に
進化していきたいです


その時には、RESOBOXのスタッフはスペースの管理者として、
またコンテンツをいかに効率的にニューヨークの特定のターゲットへ
効率的に届けることができるかをアドバイスする立場として
皆様のお役に立てればと思います!

 

最近の写真 - 2018年1月内閣府特命担当大臣にLIC店にお越し頂き意見交換をさせて頂いたときの写真

2018年1月内閣府特命担当大臣にLIC店にお越し頂き意見交換をさせて頂いた時

Mina.K― 目標が達成した後のさらなる野望はありますか?
池澤崇

大学に戻り博士課程に入って、
RESOBOXの事業で日々得た知見、特に弊社が日々発信している
様々な日本文化コンテンツへの現地の方々の反応をデータ化し、
「”日本”をいかに海外の方々に届けることができるか」をテーマに
論文を仕上げたいな、と。

 

実際に同事業を通し自分自身で日々創り出している事例から得られる
無数の生のデータは、
まとめることで多くの日本人の海外進出にとって有益なものになると信じています。

 

将来的に、私にしか書けない論文を書こうと思っています!

贈る言葉自分を常識から切り離して見えてくるもの

Mina.K― 海外で挑戦しようか迷っている方へメッセージをお願いします!
池澤崇

私の実体験から言えることですが、
ほとんどの方にとって良い意味でも悪い意味でも
今まで日本で積み上げてきた自分への評価というものが海外に出ると
白紙に戻されるということは間違いないです。

 

それは学歴であったり、思考であったり、時に外見であったり
多岐に渡るのですが、それは「あ、自分は一人の人間として
一体何ができるのだろうか、何が優れていて何が足りないのだろうか」
ということを改めて見つめるきっかけとなります。

 

日本での常識から自分を切り離し素っ裸になった時に
初めて自分というものを客観視し、それによって
今から自分は何をするべきなのかということに気づけるということですね。

 

日々の生活にマンネリ化している方、またはある一定の枠組みに
縛られてしまい身動きができなくなってしまった方、そういう方こそ
是非海外に一度出てほしいです。

池澤崇

池澤崇 - ビジネス起業家、株式会社Resobox 代表取締役(Age:38)
脱PAN年齢:20歳
ニューヨーク(在住経験地:,
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