森井啓允(Hiromitsu Morii) - メディア将軍
モノホンのホンモノになる!
くそ寒いニューヨークの冬でもアロハシャツ短パン姿で平然と現れるお祭り男、通称将軍。 TBSを退社しアメリカで唯一のメディア専門のMBAプログラムを持つメトロポリタン大学に入学、そして卒業。 TBS時代、入社2年目、異例の早さで宣伝プロデューサーを務めたキャリア男。 そんな王道の出世コースを蹴ってまでニューヨークへ来た理由はなんだったのか。テレビが大好きすぎて、ニューヨーク留学中も、睡眠時間を削って日本のドラマを欠かさずチェックしている将軍。 「読みながら自分が想像した結末よりも面白くないから。」という理由で一切小説を読まない。そして人を楽しませる事が一番の楽しみだと語る将軍。 そんな彼のエンターテイナーな生き様をLIVE!
対談者:Dragon
将軍とはハロウィーンパーティで出会う。冬でもアロハに短パン姿であらわれる将軍をみて、この人絶対おもろいと仲良くなる。企画をさせたら将軍に勝てる奴いないわ、って思うくらい、おもろいことをリアルに考える力ははんぱんない。もちろん溜まり場に勧誘。
12歳ホリエモン・孫正義らを輩出した 久留米附設中高に入学。
人一倍いや、8倍ぐらいにぎやかな
我が家の中でもダントツでうるさかったよね。
たまに父親が回す8ミリカメラと、
無茶ブリをする兄ちゃん、でもそのおかげで、
自分がアクションすることで起こる、
周りの笑いとかリアクションに
快感を覚えちゃった。
小学校3年生の時には、
パーソナリティ、ゲスト、音楽まで自作自演で、
部屋のラジカセでラジオ番組を作ってた。
けど、小学校の時が、MBAと同じぐらい、
今までの人生で一番勉強した時期だよ。
おかけで、九州一の進学校に入れた。
勉強はせんでよかー!って
ずっと言われてたねー。
やりたくなったらやれって、
それまでは勉強せんでええって。
その代わり、いつも一生懸命考えないかんばい!と。
校則は法律みたいな感じで、
服装とか超テキトー。
むちゃくちゃな教育でしょ。w
でも、学年の3分の1は医学部、
3分の1は東大、みたいなそんな雰囲気。
19歳早稲田大学に広末と同じ一芸にて入学
そう!一発芸じゃないよ?w
受験勉強をせずに受験戦争に勝った!w
面接で、
「僕が早稲田の価値を上げますから!」
とか言ってた。
なんて生意気な高校生!
ほんとおもろいやつ多かったよー。
バトントワリング世界チャンピオン、
日常会話が英語の女子、怒るとスペイン語の男子、
マジシャン、プロサッカー選手、
水泳パラリンピック代表、
極め付けにはオッパッピーの小島よしおまで。
東国原知事と同じ授業もあった。
とにかく、中高と同じくホントに自由だった!
26歳就活
でもマスコミは体育会だとかコネだとか、
強敵ぞろいって聞いてたから
内心は超ビビってたよ。
だからこそ、
99%がスーツの会場で
いつも私服で行ったのよ。
上は業界人っぽいジャケットに
下はジーンズと真っ赤なブーツ。
「我こそが将軍徳川ハト胸じゃ!」て言って
自慢の胸板を見せてハトの鳴き真似をしたり。
エビ反りで逆向きにお辞儀で挨拶をして、
「この方が、相手の顔が見えると思いまして…」
とか言ってたよね。w
ギャグだけじゃないよ!
番組の企画書も用意したし、
マスコミの専門学校にも通ったし、
フジとテレ朝でインターンシップもしたし!
1000人中、1人に選ばれるには
どうしたらいいかってずっと考えてた!
26歳TBS退社
んー。仕事はホントに楽しかったし、
やりがいもあったよ。
大阪の世界陸上では競技場に
1ヵ月近く寝泊まりしながら、
世界一の瞬間を世界で一番近くで目撃し、
報道番組では、特別捜査班に入れてもらって
色んな現場に行かせてもらったり。
早朝の番組だけど、
若手4人で全国ネットのレギュラー番組の
立ち上げも経験させてもらえた。
最後には念願のドラマの仕事も
任せてもらえたし。
多分、辞めた時が
一番楽しかったんじゃないかな。。。
ただ、半年、一年もすると、
なんとなく会社の事とか
業界の事は分かってきて。
感動することもあれば、
ガッカリすることも。。。
都市伝説的に言われてる様な、
奴隷みたいなAD生活も
まだまだ残ってるしね。
自慢の体力も悲鳴を上げてて、
十二指腸潰瘍でダウンしたり、
体重は2年で20kg増えたり、
たまに、「死ぬかも」って思う時もあった。
けど、テレビ業界の先行きとかより、
自分のこれからの人生が
不安になったんだよね。
この会社の外で、
俺は一体何が出来るんだろうか。
社員証と名刺を失っても、
まわりは自分の声に耳を
傾けてくれるのだろうかと。。。
辞めた理由をカッコ良く言うなら、
昔からの夢だった、
“テレビ番組プロデューサー”という役職が、
“人の心を動かすホンモノの感動プロデューサー”
という生き方に変わったからだと思う。
その為には、
自分に足りないモノが
たくさんあるんじゃないかと。
それを手に入れる為に退社と、
留学を決意したって感じ。
カッコ良く言い過ぎたね、
そりゃきっと色んな要素が
合いまっての決断だったと思う。
しんどかったし、太るし、
肥えるし、体重増えるし。
ま、あとは、
辞めたら自分はどんな人生を送るのか、
どんな毎日を過ごすのか、
気になり出したら確かめずには
いられなくなったっていうのもあるかな。
I was born to be curiousみたいなとこあるからね。ウフ
27歳ニューヨークメトロポリタン大学MBAメディアマネジメント入学
楽しかった!
けどホントに大変だった。
まずは、はんぱない課題の多さにびっくり!
明日までに読んどくようにって、
ジャンプぐらい分厚いテキスト渡されたり、
1週間で120枚もペーパー
書かされた時はさすがにヤツレタヨー(・・;)
1年間の集中コースだから
仕方なかったけど!
ていうか、もともと
TOEIC305点だからね!
帰国子女とかじゃないからね!
イケメンとかじゃないからね!
でもやっぱり面白かったー!
世界中からメディアに興味もった人が
集まってきてるから。
冷やし中華に飽きたから、
試しに温めてみたら不味かった。
体も心も胃も強くなった。
死体見ても、ネズミ見ても、
腐った牛乳飲んでも大丈夫になった。
学力や資格ももちろんだけど、
仲間とか自信とか強さを
手に入れられた気がするのは、
NYという場所だったからだと思う。
ハリウッド映画に出てる
デブタレさんとか、
ベトナムのニュースキャスターとか、
あとは、クラスの半分近くが社長さんかな。
IT系とか、制作プロダクションとか。
教授も、学者・弁護士、
映画プロデューサー・会計士とか色々いて、
ゲストスピーカーとか、毎回スゴい人が来る。
でも、分野によっては生徒の方が詳しい時もあって、
そんな時は、生徒が授業丸々使って
講義とかプレゼンもしちゃう感じ。
たとえばオレは日本のメディアにいたから、
世界でも最先端のケータイビジネスの事とか、
アメリカでも大人気の“MANGA”について
プレゼンをしたり!ビジネスとか法律とか、
そういうのを頭に入れられた事で、
元々、得意、というか勝負したいと思ってる
クリエイティブな部分とかが、
もっと活かせるようになったと思う。
オモロイ!!って感じた
アイデアをカタチにする、
説得力が身に付いた気がする。
学校の勉強もそうだけど、何より、
NYでの出会いが最高だったね☆
パツキンのチャンネーと××××ってのは
残念ながら無かったけどwww
夢を語り合える本気で
バカな仲間に会えたのは財産!
何とか卒業出来てよかった!
もし卒業出来ずに、帰ってたら悲惨だったよ。
テレビ局で貯めた1000万
全部使い切ったからね、
勉強と生活費に・・・。
業界人で緩んでたお財布の紐は
ギューギューに縛って過ごしてたよ。
時間を見付けて旅もしたかったから、
その為に、日常では、
学校の近くのスーパーで閉店間際に
値引きされる30円ぐらいのパンと、
日本から送られた冷やし中華ばっか食べてた。
野望『「ホンモノ」になる』
中高で4年間受け持ってもらった
数学の轟先生が言ってたんだよね。
「ホンモノになれ!」って。
それから、自分なりの「ホンモノ像」を見付けて、
それを追い越すことを目標にしてる。
オレの勝負の舞台はやっぱり、
メディアだよなって思う。
単純にコンテンツが大好きだし、
メディアの力を本気で信じてるから。
メディアって、 インフォメーションと、
エンターテインメントの
2つの役割があると思うんだけど、
オレは、エンターテインメントを
たくさんの人に届けたい。
喜怒哀楽の中でも、感動を。
明日の一歩を踏み出す、その勇気を、
後に誰もが知ることになるようなブームを、
コンテンツのチカラで引き出したい。
オレはとにかく、
自分自身が精一杯楽しみながら、
たくさんの人を思いっ切り楽しませたい。
家族や、そばにいる人から地球の裏側まで。
ホンモノになるよー!!
生き方『人を楽しませながら、 楽しい毎日を送り続けたい。 』
人を楽しませながら、
楽しい毎日を送り続けたい。
大切な人や家族が出来たなら、
そんな身近な人たちを楽しませたいし、
日本だけじゃなくて、
世界でブームになるようなモノを
つくったりコトをやらかしたりして、
たーくさんの人の心を動かしたい。
感謝は忘れずに。
自分の人生を2時間ドラマにした時に、
カット出来ない何かが起こる、
そんな毎年を送っていきたい。
贈る言葉『HAKUNA MATATA!』
逃げる事はイケナイけれど、
変わる事を恐れる必要は無いのでは?
キミ、スゴく変だから。
刺激に慣れたら、
新しい刺激を求めるべきだと思う!
自分がステージを裏側から支える人って言って、
テレビ局に入ってたけれど、
やっぱり、君はステージに立つ方が
向いてるんじゃない?
その舞台が、テレビかビジネスかは
分からないけどね。
おもしろき、こともなき世を、おもしろく、
すみなすものはこころなりけり
HAKUNA MATATA!
今後の挑戦
- 2013年 ソフトバンク孫正義後継者育成メンバーとなる。(ソフトバンクアカデミア合格)
- 2017年 33歳 自分の描くビジネスあるいは作品をカタチにして世に出す。
BIOGRAPHY
- 00歳神戸に誕生
- 06歳一人漫談を始める
- 11歳阪神大震災。メディアを志すキッカケに
- 12歳ホリエモン・孫正義と同じ久留米附設入学
- 14歳お笑い研究会設立
- 15歳久留米附設高校入学。3年間学級委員長
- 16歳論文が全国学芸科学コンクール金賞
- 18歳日本一と言われる文化祭「男く祭」責任者
- 18歳お笑いコンテスト優勝。吉本興業スカウト
- 18歳応援団長、体育祭MVP。
- 19歳早稲田大学教育学部に入学(一芸入試)
- 19歳体育会ラクロス部入部。東日本新人選抜に
- 19歳早稲田大学に広末と同じ一芸にて入学
- 21歳TBS内定(ドラマ制作志望)
- 21歳就活
- 22歳キー局内定者170人イベントの代表総幹事
- 22歳TBS入社,スポーツ局,報道・情報局,宣伝部
- 26歳TBS退社
- 26歳カリフォルニア州立大学MBA準備コース
- 27歳ニューヨークメトロポリタン大学MBA入学
- 28歳アメリカ横縦断の旅を終え帰国。ソフトバンク入社。
- 29歳孫正義後継者育成機関アカデミア入校
- 30歳ソフトバンク新規事業コンテスト史上初の1位、2位独占
- 31歳副業で『モノホン』設立、ビジネスシナリオライターとして起業
- 32歳ソフトバンクにてシリコンバレー赴任
- 33歳オープンハウス Chief Innovation Officerに就任
- 2017 33歳 自分の描くビジネスあるいは作品をカタチにして世に出す。