住む場所は家賃ではなく、気候で選べ
「今年は猛暑、最高気温突破!」
「ナイアガラの滝が凍った」
「カリフォルニアで数百年に一度の規模のカリフォルニアの山火事」
など、
異常気象が連日のように世界で報道されている。
今年の6月には仕事をしていたパキスタン人から、
「今すごいモンスーンだから数日納期が遅れます」
と言われ、
「今日はベトナム人から洪水で今仕事ができません」
と言われた。
僕らが知らないだけで
今世界では同時多発的に、
異常気象が起きている。
ここまで”異常”が頻発したら、
これはもうはや”正常気象”と認識した方がいいだろう。
産業革命から今日までの間に気温は1度上昇した。
このまま行けば2100年までに気温が4~5度上がり、
多くの都市が水没し、水不足になり、飢餓が生まれ、
病原菌が溢れかえると言われている。
パリ協定では2%を目指しているが、
今はそのペースを大きく超えている。
このままいけば、
異常気象は人の精神にも影響を与え、
戦争や病気を多発させるだろう。
そして洪水、浸水といった住めないエリアと
ロシアのような住みやすくなるエリアに明確に別れていく。
つまり僕らが今後考えなければいけないのは、
住みたいエリアか
どうかだけではなく、
”住める”エリアかどうかだ。
僕はインドを次の遠征先に考えていたが、
インドはかわいそうなくらい温暖化の負担を受ける国だ。
すでに45度を超える日も出て来ている。
そうなると外出するのも命がけだ。
場所を選ばなければ、こういった暑さや、
モンスーンの被害でパフォーマンスに異常がでかねない。
今週のブログでも書いたが、
細胞には寒い環境がいいこともわかった。
気候変動の統計を見ても、
温暖化の影響は北半球の人より
赤道に近い人に圧倒的に負担が大きい
さてインド、どうするか。
念のためニューヨークの海面上昇率を
調べたところ幸いすぐには沈没しなさそうだ。
長期視点で家を買う人は、
その点も考える必要があるだろう。
沈没する家の価値が上がるはずがない。
日本は今住みやすいのか?
これから気候はどうなるのか?
アメリカは?
僕らは想像以上に気候の影響を受けている。
パフォーマンスを上げるために、
これから住む場所の今と未来の
気候くらいは押さえておこう。