情報に溺れる人、泳ぐ人

今日僕らが1日で得られる情報は、

江戸時代の人の1年分、

中世の人の一生分

みたいなことをよく言われるが、

本当に多いな、情報が。

この世界は、

毎日情報の津波が押し寄せ、

毎日僕らはその洪水の中で溺れている。

朝起きてスマホを開ければ

Notificationで一度目の津波に襲われる、

SNSを開けば第2次津波が襲ってくる。

メールを開いて第3次津波。

もう大洪水だ。みんな溺れている。

溺れながら仕事にいき、

仕事でまた社会という名の第4次津波が襲ってくる。

ここは今コロナと壮絶な戦いを繰り広げているが。

僕らは

見極めなければならない。

何が自分にとって必要な情報かを。

昨日、

スリランカ人、ベネズエラ人、モロッコ人、ナイジュリア人、

を採用した。

だがこの国籍情報を知ったのは、

仕事を彼らに発注した後で、

採用するまで僕はレビューしか見てなかった。

国籍、学歴、職歴、自己紹介PR、

提案内容、過去の実績を示す資料、電話面接、

など色々な情報がある中で、

ダントツで信頼が高い情報がレビューだからだ。

これは何百人と海外の人を面接し、

何十人と実際に仕事をしてきた結果、

確信したこと。

ビデオインタビューすると余計な情が入る。

国籍や学歴、自己PRを見ると余計なイメージがつく

つまりこれらは

”成果を出す人材を選ぶ”上で、

必要そうに見えるけど、実は全て無駄な情報、

正確に言えば優先順位の低い情報と言える。

世の中こういうことがたくさん起きている。

「それっぽいけど実は無駄な情報」

だらけだ。

今日本では、

仕事ができない人が浮き彫りになっていると聞く。

これは当たり前の話で、

「それっぽいけど実は無駄な人材(情報)」

がバレた、だけだ。

・ミーティングで声がでかいだけの人

・若い社員にそれっぽいアドバイスして満足するパイセン

・見た目だけ異常に仕事できそうに見える人

オフィスに行かなくなると、

そういう誤魔化しが効かなくなった。

コミュニケーション量が減り、

ミーティングは減った。

今後必要な情報は、

”何をやったか”の成果だけに

絞られていくだろう。

笑顔より数字だ。

社交性よりスキルだ。

服装より頭の良さだ。

ぐっとシビアな世界になる。

と、

服装だの挨拶だの上司の目だの昼食のタイミングだの、

会社(社会)からの余計な津波は

なんとかコロナがせき止めてくれたので、

あとは日常での津波をせき止めよう。

僕はこの津波対策として、

・SNSさよなら

・スマホの通知全OFF

・電話出ない

等を実施している。

当初は周りから、

「電話出てください」

とか色々と言われたが、

これまで大きな問題は一度もないし、

周りももう慣れてきたようだ。

呆れているだけの可能性も高い。

じゃぁその情報の津波を防いだ後、

何をしてるかというと、

・自分が読みたい本を探して読み

・自分が読みたい記事や統計を探し

・自分が話したい人に連絡をする。

全て目的や目標を達成するために、

必要な情報だけに絡んでいってる。

絡みついている。

すると、

・自分が選んだ情報だからめちゃくちゃ集中できる

・予期せぬ無駄な時間や労力が圧倒的に減る

・目的や目標がぶれにくくなる

等のいいことだらけだ。

情報の洪水に溺れるどころか、泳いでる感覚だ。

防波堤を作ろう。

最初は怖いだろう。

でも防波堤ができて初めて、

泳いでいたと思ってた毎日が、

実は溺れていただけだとわかる。

そして自分にとって本当に大切な情報だけが見えてくる。

せき止めることから始めよう。