ラッダイトになるな
「ベッドに寝転びながら映画が見れたらどんだけいいか」
人生35年の中で何度思ったことか。
これはベッドに横になりテレビを見る
という意味ではなく、
天井を見上げて映画を見るという意味だ。
それが今叶っている。
最新VR、OculusQuestのAmazonPrimeVideoでは、
家にいながら映画館の中で映画が見ることができる。
そしてそのスクリーンを天井に移動することもできるので、
僕は今寝る前に天井映画館を楽しむことができている。
なんという時代だ。
テレビを天井からぶら下げなくても、
仮想空間の中にスクリーンを作ればいい。
もはや
現実空間<仮想空間
の状態がすでにあらゆるところで
生まれてきている。
映画だけじゃなく、
気晴らしに、
ボクシングで知らない人と殴り合ったり、
ポーカーでトランプを隣の人に投げつけたり、
ロッククライミングで山脈から飛び降りたりしている。
家の中にいるはずなのに、
飛び降りた時は体がヒューっとするし、
アバターとボクシングやポーカーをしてるはずなのに、
立体空間と声があるからか適度な緊張感がある。
これはリアル世界をすぐに超えていくぞ。
人が移動できない時代、
病原菌や気候災害が日常になるこれからの世界では
こういう仮想現実の力がどんどん増していくだろう。
ということで、
今日はそんなVRについて調べて見た。
今VRの市場規模は
USD 15.8 billionで
日本円で約1.5兆円と言われている。
意外とそんなもんかって感じだが、
これが毎年26%成長する見込みで、
2027年にはUSD 62.1 billion、
約6兆円になるそうだ。
いやもっといくだろう。。
今、巷で、
FacebookがリアルなVRの世界を作っている
イーロンマスクが地球と同じVRの世界を作っている
など色々な噂が飛び交う中、
この市場がそんな数兆規模で収まるはずがない。
ついでにVRとよく対比される
AR(Augmented Reality)も調べてみると、
市場規模は2020年で、
USD 8.0 billion(8000億円)
2024年までに、
USD 100.2 billion(10兆円)
と年間74%の成長予測。
VRより先にARなのか。
ARと言えば、
僕のイメージはポケモンGOだが、
今後は現実世界にまずバーチャル世界が入り込んで来るようだ。
初音ミクはすでに100億以上を稼ぎ出している。
もはや”現実世界”という言葉が
何を指すのかわからなくなる日は近いな。
「ラッダイト」
これは新しいテクノロジーに反対する人のことを指す言葉だ。
1811年から1817年の産業革命の頃には、
彼らは機械破壊運動(ラッダイト運動)を行った。
これからAI反対、仮想現実反対、
って人(ラッダイト)はたくさん出て来るだろう。
だが歴史を見れば、
新しいテクノロジーに抵抗した人は
次の時代に取り残されていくことになる。
過去に生きるか、未来に生きるか。
過去にしがみつきたいなら、
ラッダイト運動をすればいい。
だが未来に希望を持ちたいなら、
未来を肯定すべきだ。
AR、AI、VR、IOT、
なんでもこい。
知らないからといって嫌いにならず、
どんどん未来に繋がるものは取り入れて行こう。
ラッダイトになるな。