日本人は”差別主義”という嘘

今日は来月オープン予定のボストン店のスタッフが、

ブルックリンのお店に来てトレーニング。

見ていてちょっと心配。

オープンするときはボストンまで行かないとだな。

場所はハーバード大学のすぐ側でかなり魅力的だ。

彼らがトレーニングを終え帰るころ、

JAPANFesの常連さんがお店に来る。

今年はイベントが開催できてないので、

懐かしい顔。白人でヒゲが30cm伸びていた。

そんな彼との話の中で面白いトピックが

あったので紹介したい。

「日本は好きだが日本人はLGBTQや女性に対して差別がひどいから許せない」

よく聞くやつだ。

彼は日本がすごく好きで、

今でも毎週日本語の勉強をしている。

来年1月に日本に行く予定だが、

白人だからコロナで差別されないか?

と心配していたのでこう答えたあげた。

「ニュージーランドからって言えば差別されないと思うけど、ニューヨークってバレたら差別されるだろうね」

と。この”差別”に関しては、

はっきりいってすぐに分かり合うのは無理だ。

なぜなら文化と歴史、教育が違うからだ。

生まれた時からダイバーシティのNYで育つのと

周りが日本人だらけの日本で育つのではそりゃ一緒なわけがない。

さらに

「日本は政治家に女性が少なすぎる」

という意見に対しては

「まずアメリカと違って政治家になりたいって女性が少ないね」

と答え(そんなもん需給と供給のバランスを見ないと)、

「いま外人が旅行すれば差別される?」

という質問に関しては、

「日本人の俺でもNYから帰れば嫌がられる。実際、東京の人が地方に行くだけで日本人でも差別されてる」

と(外人ってよりコロナが怖いだけ)。

つまりこれは差別ではなく”不慣れ”なだけだと念を押しておいた。

なぜなら人間の特性としてStranger(未知な物)を嫌う傾向がある。

例えば、日本人にとって外人は珍しい。慣れてない。未知だ。

LGBTQも身近にカミングアウトしてる人が少ない。慣れてない。未知だ。

僕だってNY来たばっかりの時は、差別というより、

”未知”だから変に好奇心を持って接していたと思う。

男同士がキスしてるのを見て、”うわっ”ってなってた。

今なんてなんとも思わない。

これは”差別”意識が無くなったとか

そんな綺麗事ではなく、

ただただ”慣れた”からだ。

NYのコロナもそうだ。

3月から数ヶ月は皆怖がって引きこもっていたが、

今は誰も怖がってない。

それはただ”慣れた”からだ。

つまり、”差別”というのは大げさで、

国によって歴史も環境が違うんだから、

”不慣れ”なことがあるだけだ。

日本から”彼らのいう差別”

を無くしたいと思うなら

方法は2つしかない。

1、日本にダイバーシティの移民を大量に送り込むこと。

2、日本人が世界へ出ていくこと。

彼らの文化に合わせて、

ダイバーシティに溶け込むということだ。

日本は差別国だとよく

海外のメディアが面白がって叩いてるが、

お前らの価値基準と一緒にするなと言いたい。

彼らの方が歴史を辿れば、

どれだけ虐殺と人種差別と奴隷を作ってきたのか。

ほんと面の皮が厚い。

と久しぶりに思った1日でした。

日本人は差別する国民ではない。

どちらかというと自分より相手のことを思いやれる

世界でも稀な人たちだと

このNYで色々な人を見てきた今でも思う。

ただ彼らと歩んでる歴史や

育ってきた文化が違うのと、

何より、

ただただ

”慣れて”

ないだけだ。