観光業で一番打撃を受けた国はどこ?
観光業で一番打撃を受けてる国は?
コロナになって、
留学事業が一切ストップしてるわけだが、
昨日来年に向けた展望についてのミーティングで、
なかなかいいアイデアが出たのでコロナ後が楽しみだ。
ミーティングの中で、
人の移動についての話題になったので、
コロナになるまでのデータを改めて確認してみた。
まず海外からのインバウンドについて。
もっとも海外から人を集めてる国ベスト10+は以下の通り。
1 フランス 89,322千人
2 スペイン 82,773
3 米国 79,746
4 中国 62,900
5 イタリア 61,567
6 トルコ 45,768
7 メキシコ 41,313
8 ドイツ 38,881
9 タイ 38,178
10 イギリス 36,316
11 日本 31,192
この数字を見てわかることは
1位と2位のフランスとスペインは
人口以上の外国人を集めて来てること。
日本が急上昇していること。
僕がニューヨークに来た10年前は、
3分の1くらいの数だった。
では都市別だとどうなるか。
1. バンコク(タイ)/2278万
2. パリ(フランス)/1910万
3. ロンドン(英国)/1909万
4. ドバイ(アラブ首長国連邦)/1593万
5. シンガポール/1467万
6. クアラルンプール(マレーシア)/1379万
7. ニューヨーク(米国)/1360万
8. イスタンブール(トルコ)/1340万
9. 東京(日本)/1293万
10. アンタルヤ(トルコ)/1241万
11. ソウル(韓国)/1125万
12. 大阪(日本)/1014万
なんとタイのバンコクが1位。
国全体のインバウンドの70%以上を
バンコク1都市で占めている。
ヨーロッパはEU内での移動が多いため、
有利な面もあるだろう。
日本人からすると欧米が憧れの地で
観光に強いイメージがあるけど、
実際アジアがランキングの半分を占めていることを
考えると今後はインバウンドで見ても
一層アジアの時代になりそうだ。
人口の多い中国人の移動の影響も大きいだろうし、
インド人の所得が上がればこの傾向は強くなると思われる。
とざっと見てみると、
タイ、フランス、スペインあたりが、
一番の打撃を受けてるように見えるが、
この数字だけでは経済の影響度は見えてこない。
ということで、
観光客がどれくらいその国に
お金を落としていってるかを確認してみた。
すると、
1 United States 21兆
2 Spain 7兆
3 France 6兆
4 Thailand 6兆
5 United Kingdom 5兆
6 Italy 5兆
7 Australia 4.5兆
8 Germany 4.3
9 Japan 4.1兆
10 China 4兆
とアメリカがダントツだ。
やはりEUはEU同士で気軽に移動できるが、
アメリカに行くためには大陸を跨がないといけない。
本気で観光に来てる人の割合が多いのだろう。
そしてタイと比べたら物価が圧倒的に高い、
そういった理由も考えられる。
ただそれでもGDPに対する影響で考えたら1%程度で
タイの10%と比べたらまだまだ影響は少ない。
今日はざっと2019年までを復習してみたが、
さて2020年のランキングはどうなるのか、
2021年から人の移動はどう変わるのか、
日本はオリンピック開催で人が呼べるのか?
日本人は海外に出るのか?
2021年の動向が楽しみだ。