行動がすべて
いまニューヨークにいるが、
最初ニューヨークかロスで悩んでいた。
頭で考えたらロスだった。
当時やりたいことがそこにあった。
ニューヨークには興味もない
不動産の仕事しかなかった。
でもおれはゾクゾクした
ニューヨークを選んだ。直感だった。
結果、興味もない不動産がめちゃおもろかった。
もっとやりたいことが見つかった。
夢はもっと大きなものになった。
どうやら直感は間違いない。
あとは直感に従って素直に動けるかどうか。
結局、行動がすべてだ。
新卒で入社したワイキューブ。
今年の3月に民事再生になった。
周りにいわれた。
つぶれる前にやめてよかったね。
大手に入ればよかったね。
就活はぶっちゃけ大成功で、
超大手企業とか日本一平均年収いい会社とか
六本木ヒルズの会社とか色々選べた。
ワイキューブを選んだのは直感だった。
その時はわからなかったが今わかる。
人生最良の選択。最高の友達を得られた。
ワイキューブという会社はなくなったが
そこで出会った仲間はまじ無敵だ。
起業しようなんて思ってもなかった。
でもワイキューブのメンバーが
起業しまくって楽しそうにしてるから
いまはけっこう身近になった。
大学4年で5冊ほどしか本読まなかった、
入社してから年間100冊読むようになった。
いま思うと本から得られた基礎は大きかった。
あの選択がいまのオレをつくった。
どうやら直感は間違いないようだ。
アップル創業者スティーブジョブズのいうように、
「点と点は未来から振り返って初めてつながる」
「直感に従って失敗したことはない」
というのは本当だった。
あとは素直に従えるかどうか。
結局、行動がすべてだ。
環境を変えて見違えた友人がいっぱいいる。
転職してすぐ大活躍しそっこーでチーフになった友人。
田舎から東京へ転勤になってすべてが前向きになったって話す友人。
やりたいことを始めてすぐテレビに取材された友人。
人には必ずその人が活躍できる場所がある。
魚は水に帰るべき、シロクマは北極にいくべき、
鳥は空にいるべき、人間も自分にあった環境にいるべきだ。
想像してみてほしい。
周りの99%の友人がネガティブだった人、
周りの99%の友人がポジティブだった人、
周りの99%の友人が海外生活してる人
周りの99%の友人が島根県で生活してる人
周りの99%の友人がギャル男だった人、
周りの99%の友人が童貞だった人。
同じ人間がこの相異なる環境で育ったら
どうなるだろうか。全く違う性格になるだろう。
環境のせいにするな、
という人がいるが環境がすべてである。
そして環境は平等じゃない。
たまたま自分に合った環境にいる人もいれば、
まだ出会えてない人もいっぱいいる。
でも、幸い環境は自分で選べる。
オレはニューヨークにきてもっと自由になった。
結局、行動がすべてだ。
おれはあの日の葛藤を
今でも鮮明に覚えている。
震災直後、何か日本のためにやりたい、って思った。
その日はたまたまニューヨークにいる
日本人の異業種交流会があり
実行委員として参加してた。
オレは何かやろうと思う、といった。
家へ帰りながら考えた。
おれがやるべき事は何か。
人、モノ、金、情報、どれを
考えても日本にいる人がやった方が
パワフルなものばかりだった。
その時、あることが頭をよぎった。
震災の次の日、スタバでコーヒーを飲んでたら横にいる黒人女性が話しかけてきた。
「日本人の方ですか?地震のニュース、私も本当にショックです。元気をだしてください。」
エレベーターで乗り合わせた白人のおばちゃんが話かけてきた。
「日本人の方ですか?家族や友人は大丈夫ですか?日本なら必ず乗り越えられます。」
信号待ちしていたら、白人の男の人が話しかけてきた。
「日本の人ですか?苦しいと思いますが神様のご加護が必ずあります。」
ほんとにびっくりした。
何よりほんとに勇気づけられた。
これを日本に伝えたい!
素直にそう想った。
これこそ自分にしかできなこと、
これこそ自分がやるべきこと、だと思った。
でも次に頭をよぎったのは想いではなく、思考だった。
本当にそんなことができるのかな。
自分が動いたところで何か起こるのか。
本当に世界の人は協力してくれるのか。
言葉にするのが難しいが、
未知なるものへの不安がかすかによぎった。
でもすぐ次の瞬間には、また別の自分があらわれた。
あれは家の近くのバーガーキングの側を歩いてた時だった。
おれははっきりこう思った。
「言うだけってまじでださいな。」
自分を最後に動かしたもの、
かすかな不安を吹っ飛ばしたもの、
それはオレの生き方の問題だった。
「言うだけなら誰でもできる。かっこ悪すぎる。」
その結果、あのビデオは生まれた。
強い想いから生まれた小さな種は、
自分の生き様によって芽をだした。
あのときもしも動かなかったら
もしかすかな不安に負けていたら
あのビデオはこの世にない。
見てくれた友人はもちろん、
6万人の人はだれも知らない。
誰の役にもたててない。
たまたまこういう経験ができたから
何度もいいたいと思うが、
あれはほんとにわずかな一歩だった。
どっちに転んでもおかしくなった。
でも何かの偉業を成した人も
みなそうだったんだと今は思う。
その微妙な決意、それが大きなことを生む。
幸い自分はこの経験ができたため
次から迷う事はないだろう。
結果ではなく踏み込むこと、
そこに価値があると確信したから。
結局、行動がすべてだ。
「オレもそれやろうと思ったんだよね」
ムービーを創ったあと、いろんな人からいわれた。
人の考えることに大差なんてあるわけない。
大差は行動でつくのだ。
結局、行動がすべてだ。
どうせ死ぬ。
ならば暴れよう。
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