ニューヨーク、異常なし

パンデミックで都市から離れる人が

急増中と言われて久しい。

確かにここNYも

世界トップの感染数を誇り、

僕が住むウォール街30%近くの人が、

別荘や地方に早々に避難したとニュースになっていた。


日本でも

3密を避けようとよく言われていたようだが、

都市こそまさに大密集地帯。

避けるべき重点地域と言える。


そんな中、

今日のイギリスBBCニュースで、

こんな面白い記事が掲載されていた。


Contrary to popular belief, living in densely populated cities can offer many health benefits – even during a pandemic.
https://t.co/sHeVd3ajgM

世間では言われてることと反対に

パンデミックの間でさえ、

人口の多い都市に住んだ方が実は健康に良い、

という内容だ。


レポートによると、

世界で人口密度の高い36の都市と

コロナの感染率、死亡数を比較したが、

相関関係はなかったということらしい。


なぜなら都市にいる人の方が

田舎に住む人より感染への警戒率が高く、

香港やシンガポール、東京も

人口当たりの感染率は高くないとのこと。

ヘルスケアなどのサービスも

都市の方が充実していて受けやすいのも

都市に住む利点と書かれていた。


何より面白かったのは、

都市での生活習慣が健康に良いということ。

実際、都市部に住む人は、

糖尿病率や肥満率が低い。

それは車より公共機関を利用することが多く、

歩いたり走ったり自転車に乗ったり、

運動をする機会も多いとのこと。


確かにニューヨークは

アメリカの中では珍しいほど肥満が少ない。

体を鍛えていたり、運動したりする人が

めちゃくちゃ多いのも事実だ。


実際、世界一の長寿シティである香港は、

人口密度がめちゃくちゃ高い。


都市に住むほど、健康に良い


そう言われてみると、

ニューヨークも騒がれてる割には、

僕の周りで死んだ人は居ないし、

感染したと言ってた人も数人程度。


実際、僕はコロナ発生後、

数ヶ月は毎日休まずお店に出て、

毎日デリバリーの男たちと20人以上接していたが、

感染することはなかった。


”健康”だけに限って言えば、

ニューヨークは言われてるほど、

そんなに悪くないってことだ。


煽りすぎ。


それより、お金に困って居たり、

暴飲暴食で糖尿病が悪化したり、

家族関係のストレスで離婚が増えたり、

暇で鬱になってるって人が多いと聞く。

コロナの危険性を考えるときは、

同時にそれによって失うもの、

犠牲になるものも考えないといけない。


「人は何かの犠牲無しに何も得ることができない」鋼の錬金術師


”健康”に限って言えば、

都市にいることはそんなに悪くなさそうだ。


ニューヨーク、異常なし。