出稼ぎブームに躍らされるな
2024年のジャパンフェススケジュールを発表しました。
既に発表前から過去にないペースで
申し込みの連絡を日米問わずいただいてます。
その数、約1000です。
そんな中で今年の僕たちの方針は、
「万の客より百の同志」です。
これまでたくさんの参加者を受け入れてきましたが、
どうも僕らのミッションを理解されてない、
と感じることが増えてきました。
ローカルで言えば、
ルールを守ってくれないお店、
日本からで言えば、
自分の商品が売れないのをイベントの責任にするお店。
実際、僕らのイベントは毎年集客は増えていて、
お店の平均売上も右肩上がりです。
全員が売れてなかったら責任は主催者にあると思いますが、
自分のお店が売れてないのであれば、
それは自分の商品に原因があると思わなければ、
次の成長はないです。
世界に自分の商品が通用しなかったことを、
素晴らしい学びと捉えられない方は
正直海外には向いてないです。
アウェイなんだから失敗するのは当たり前です。
その失敗から学び、次の挑戦をひたすら繰り返すのが、
海外での当たり前の戦い方です。
絶対的な長期戦です。
「日本ではこうなんですけど」
と呑気なこと言ってる場合じゃないです。
ここはニューヨークです。
日本のメディアも円安のためか、
「海外で出稼ぎ」と煽りすぎです。
Wikipedia / 出稼ぎ(でかせぎ、英: en:migrant worker)は、一定期間、自分の本来の居住地を離れて働き、就労期間が終了した後は元の居住地に帰ること。
僕たちはそんな短期的な目的の方々に
時間を注ぐ余裕もなければ、そんな必要も感じてません。
今、必要なのは日本人の団結です。
これは少なくとも10年単位で考えないと不可能です。
なぜ短期目線の人が海外向きじゃないかは、先日書いた通りです。
「海外で上手くいく人、いかない人」
https://tamariba.jp/blog-info/bsz6jhl6l3tzpc5mtm2smmjdk262y2
そもそも僕らはイベント屋ではなく、
チームジャパンというコミュニティを作るために、
イベントをやり続けています。
チームジャパンとは、
海外での日本人または日本文化を愛する方の結束を深める活動です。
前提として短期ではなく、長期的に一緒に戦える仲間を探してます。
団結しなければ日本に未来がないからです。
そんな中でスタート地点に立つまでに
10年かかると言われる海外で、
目先の売り上げや利益で一喜一憂される方は、
そもそも参加されない方がいいと思います。
お互いにとってWinWInにならないからです。
世界の中心ニューヨークで、
自分の商品をたくさんの人に食べてもらえ、
現地での貴重な繋がりが作れ、海外視点が得られる、
そんな数日で人生にインパクトを与えらえる、
このテストマーケティングの物凄い価値を
理解できない方だと正直僕らもしんどいです。
そもそも日本から受け入れるというのは、
めちゃくちゃ大変なことです。
ビジネスだけで考えたら絶対やりたくないです。
だから世界中見渡しても、
日本からの受け入れをしているフェスは、
僕ら以外はほぼ皆無です。
100%割に合わないからです。
それでも僕らがやり続けているのは
そんな目先のビジネスなんかよりもっと大事な
長期的なミッションがあるからです。
海外を知らなければ日本人に未来はない
団結しなければ日本に未来がない
僕自身、
昨年からパリに乗り込んできましたが、
一年で利益を得ようとか成功しようとか、
そんな短期的なことは鼻から考えてません。
「ニューヨークではこうなんですけど」
って呑気なこと言う気もありません。
というか恥ずかしくて言えません。
パリなので。
海外そんな甘くないです。
最低でも10年。
これは海外生活14年目になった今でも思います。
そんな長期目線と志がある方を僕らは応援したいし、
一緒に時間を過ごしていきたい。
そうじゃないといけない。
「万の客より百の同志」
既に、ジャパンフェスの日程公開後、
おかげさまで1000ブースほどの申し込みが来ていますが、
ここから審査にめちゃくちゃ時間かけます。
審査を厳しくするあまり短期的な売上は大きく減るでしょう。
でもそれでいいと思ってます、大事なのは今年じゃなくて10年後です。
「海外」は挑戦者を選びます。素質を要求します。
一人でも多くの同志に、
今年会えるのを楽しみにチーム一同がんばります。
そんな未来の同志に選んでいただけるよう、
僕らももっと力つけていきます。
2024度も引き続きよろしくお願いいたします。竜