狩猟型の時代か農耕型の時代か?
肉食系と草食系
ちょっと前に流行ったやつだ。
肉食系って言われた方が褒められてる
そんな気がする。
同じように、
狩猟型と農耕型
という言葉がある。
狩猟型の方がかっこいい気がする。
ワイルド感ある。なんか強そうだ。
でも歴史を見れば、
最終的に生き残ったのは農耕型だった。
狩猟型は農耕型に滅ぼされるか、
自ら農耕型に転職していった。
なぜ農耕型が勝ったのか。
それは単純に人口の差だ。
農耕型の方が人口が多かったので、
階級や専門的な職業ができ、
組織として狩猟型を上回っていった。
ではなぜ農耕型の方が人口が多かったのか。
それは食料生産量の差だった。
例えば17世期から21世紀になるまで、
地球の人口は7億人から70億人になった。
なぜそんな急激に増えたと言えば、
産業革命のおかげで食糧生産が増えたからだ。
つまり食料が増えれば人口が増える。
食料が増え人口が増えれば、
専門的な鍛治職人や戦闘部隊もできる。
狩猟民族のように戦いながら
自分たちの食料、寝床の調達をしているようでは、
計画性を持ち専門性を兼ね備えた彼らには勝てない。
話を戻すと、
農耕型が勝てた大きな理由は食糧生産力だった。
つまり場当たり的なその日暮しの生き方ではなく、
計画的な生き方が勝ったのだ。
グローバル時代、
旅人ブームと言われ、
世界は旅行ブームになった。
ニュースを見れば、
インバウンドアウトバウンド。
空前の大移動時代。
貯金や計画性といった言葉より、
我慢するな、今好きなことをやろうぜ、
的な肉食系の言葉が響いた、
旅人は狩猟型に近いかもしれない。
しかし、いまコロナショックにより
世界の名だたる航空会社が潰れている。
逆に伸びてる業界はと言えば、
ゲーム、ズーム、デリバリー、ストリーミングなど、
一昔前でいう引きこもり向けのサービスばかりだ。
僕みたいな家で一人が好きな人にはぴったり。
移動しない草食系の農耕型時代到来か。
狩猟型か農耕型かは置いといても、
さすがに今からは闇雲に攻めるのではなく、
しっかり計算して動いていく必要がありそうだ。
それはルールが変わったからだ。
新しいルールを学ぶ時間、
それに合わせた計画性が、
どうしても必要になってくる。
海外で言えば、
ビザの取得可能性、
その地域の未来、
そういうことを知ならないといけないだろう。
考える前に飛び出そう、
ではなく、
一度立ち止まって考えよう。
みんなちゃんと計画をしよう。
そんな時代がきた。
一般論では。
だがいつだって
大事なのは逆張りだ。
計画を立てろ、引き籠れ、
これは今主流の一般論に過ぎない。
全員が引き籠る時代だからこそ、
脱PAN時代の幕開けである。
振り返れば幕末時代、
日本はまさに国家ぐるみで引き篭りだった。
そう、鎖国だ。
そんな時代に脱藩するのは死罪に値した。
誰もがそんなやつを止めた。
家族ぐるみで止めた。
犯罪者になる。家族も犠牲になる。
全員で止めた。
でも黒船から日本を救ったのは、
そんな時代に脱藩した志士、
脱藩どころか海外まで行ってきた強者たちだった。
一般論からかけ離れた人たちだった。
これからの時代、
海外に出る!といったら、
間違いなく止められるだろう。
でも大丈夫。
僕らの時代は幸い死罪にはならない。
「衆人がみな善をするなら、おのれひとりだけは悪をしろ。逆も、またしかり。英雄とは、自分だけの道をあるくやつのことだ」坂本竜馬
ビビらず自分の道を行こう。