場所を変えるだけで給料は4倍になる
アニメの時代が来る。
と何度も数字と共に書いてきたが、
今日はさらに深く。
前回、世界でのアニメ市場規模が
2兆円に達していると書いたが、
2026年には3.5兆円に達すると予測されている。
昨日のゲームに続く毎年9%ほどの成長見込みだ。
ゲーム市場がアメリカだけで3.6兆だと考えると、
まだまだマーケットとしては小さい気もするが、
アニメとゲームは密接に関わっているので一概に数字だけでは分離できない。
ちなみにいつも言ってる寿司はアメリカで2兆円。
やっぱり寿司すごい。
で、今日のポイントは、
寿司職人は稼げる、
アニメクリエイターは稼げる、
という話だ。
世界であれば、
という条件つきだが。
世界規模で考えれば、
給料は能力の高さで決まるもの、
ではない、
ということがすぐにわかる。
何で決まるかといえば
需要と供給のバランスだ。
これしかない。
砂漠では水を売れ、
というあれだ。
ラーメンは0円でも売れないだろう。
この視点で考えると、
世界で需要が高い日本の技術に
寿司職人とアニメクリエーターがある。
上の市場規模をみたら一目瞭然だ。
実際、先月、
アメリカ人投資家と日本人のシェフを
繋げる仕事をしたのだが、
年収は日本円で1000万円をゆうに超えた。
彼は数年で1300万はすぐに超えるだろう。
日本では年収1000万を越えることがない並みの寿司職人でも
アメリカであれば800万を切ることはないだろう。
それくらい高給な仕事だ。
じゃぁアニメはどうなのか。
最近ネットフリックスでもアニメ推しが
えらいことになってきてるが、
アメリカでの収入はどれくらいなのか。
例えばアニメのボイスアクター、
アメリカでの年収は750万、
ニューヨークだと850万、
これが平均だ。
アニメーターで750万だ。
ちなみに日本でアニメーターはというと
平均200万というアメリカの記事が出てきた。
「市場が伸びる裏で上がらない安い奴隷、日本人アニメーターの世界」
そんな記事だった。
毎年平均年収が下がり続ける日本列島だが、
外を見渡せば同じ能力でも収入が4倍になる世界はある。
収入が全てではないが、
自分の能力を認めてもらえる環境にいられるということは、
人にとっては幸せなことだと思う。
厳しい環境でも日本のアニメ業界に全てを捧げるという生き方もかっこいいし、自分の能力を評価してくれる場所に移動する自由があることも事実。
全ては自分で決められる。
今の環境は自分が選んでいる。