ニューヨーク脱出
世界の明暗を分ける、
アメリカ大統領選まで、
後40日と迫って来た。
そこでアメリカについて
改めて勉強して行きたい。
アメリカは日本の都道府県と違って、
50の州に分かれている。
(DCとコロンビア地区を入れて52と表現する時もある)
都道府県と違って、
州は徴税権や法律を作る権限が付与され
各州の知事は大きな力を持っている。
幕末の大名制度に近いかもしれない。
州知事が平気で大統領の言うことを無視したり、
大統領を訴えたりしてる。
と考えると幕末の大名より力が強い。
またそれぞれの州で力関係は大きく違う。
大統領選での投票権も概ね人口の多いところに
多く割り振られている。
では実際、アメリカではどこの州の人口が多いのか?
人口トップ5の州を上げることができるだろうか?
ロサンゼルスがあるカリフォルニアと
ニューヨークが多そうなイメージがあるが、
実際どうなのか?
ということで
全米のそれぞれの州の人口と、
全体に占める人口の割合を調べてみた。
1 California 39,512,223人 11.91%
2 Texas 28,995,881 8.74%
3 Florida 21,477,737 6.47%
4 New York 19,453,561 5.86%
なんとカリフォルニアは4000万人!
ニューヨークの2倍。
ニューヨークはベスト3にも入っておらず4位だ。
その他は以下の通り。
5 Illinois 12,671,821 3.86%
6 Pennsylvania 12,801,989 3.82%
7 Ohio 11,689,100 3.52%
8 Georgia 10,617,423 3.20%
9 North Carolina 10,488,084 3.16%
10 Michigan 9,986,857 3.01%
11 New Jersey 8,882,190 2.68%
12 Virginia 8,535,519 2.57%
13 Washington 7,614,893 2.29%
14 Arizona 7,278,717 2.19%
15 Massachusetts 6,949,503 2.09%
16 Tennessee 6,833,174 2.06%
17 Indiana 6,732,219 2.03%
18 Missouri 6,137,428 1.85%
19 Maryland 6,045,680 1.82%
20 Wisconsin 5,822,434 1.75%
21 Colorado 5,758,736 1.74%
22 Minnesota 5,639,632 1.70%
23 South Carolina 5,148,714 1.55%
24 Alabama 4,903,185 1.48%
25 Louisiana 4,648,794 1.40%
26 Kentucky 4,467,673 1.35%
27 Oregon 4,217,737 1.27%
28 Oklahoma 3,956,971 1.19%
29 Connecticut 3,565,287 1.07%
30 Utah 3,205,958 0.97%
31 Iowa 3,155,070 0.95%
32 Nevada 3,080,156 0.93%
33 Arkansas 3,017,825 0.91%
34 Mississippi 2,976,149 0.90%
35 Kansas 2,913,314 0.88%
36 New Mexico 2,096,829 0.63%
37 Nebraska 1,934,408 0.58%
38 West Virginia 1,792,147 0.54%
39 Idaho 1,787,065 0.54%
40 Hawaii 1,415,872 0.43%
41 New Hampshire 1,359,711 0.41%
42 Maine 1,344,212 0.41%
43 Montana 1,068,778 0.32%
44 Rhode Island 1,059,361 0.32%
45 Delaware 973,764 0.29%
46 South Dakota 884,659 0.27%
47 North Dakota 762,062 0.23%
48 Alaska 731,545 0.22%
49 DC 705,749 0.21%
50 Vermont 623,989 0.19%
51 Wyoming 578,759 0.17%
Total U.S. 321,418,820人
と最後まで並べて見ると、
100万以下の州がいくつもあることに気づいた。
州って聞くと大きなイメージがあるが、
意外と小さいところもあるんだな。
僕の実家がある岡山県以下だ。
そして人口の増減で言えば、
NYはこの10年でほとんど変動はなく、
上位3つの州は10%近く人口が増えている。
どれも南の州だ。
実際にNYからの移動先として
5人に1人がフロリダと選んでいる。
人口流出の理由の一番は
やはり物価の高さだろう。
どれだけ稼いでもコストが高いので
生活が豊かにならない。
いまだに世界中から多く挑戦者を集めるニューヨークだが、
彼らが夢を追い続けることができる持続可能な期間は
家賃の高騰からもどんどん短くなって来ている。
長期的に挑戦し続けることが難しくなっているのだ。
さらにこれからはオンラインで
多くのことができる時代が加速する。
果たしてニューヨークの人口流出は
これから加速するのか。家賃や物価が下がって人が戻ってくるのか。
こういう時こそ逆張り、
コロナでみんなが脱出している時は、
自分はあえて動かずニューヨークの今後を
観察して行こうと思う。