失敗日記をつけよう

ドイツの政治家オットー・フォン・ビスマルクは言った。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。 愚かな者は一度自分で経験してみないと分からない。 それに対し、賢者は他人の経験(歴史)にさえ学ぶことができる」

今は平和なのか?

コロナはやばいのか?

これからアメリカ、中国はどうなるのか?


こういうことを知りたいなら、

「今」を勉強しても無駄だ。

歴史を振り返らないといけない。


過去の戦争時代はどうだったか?

スペイン風邪の時は世界はどうなったのか?

なぜスペイン、イギリスは覇権国家から転落したのか?

そうやって人類は反省し、

同じ失敗を少しずつ回避しながら発展してきた。

歴史は「今」を知るための道具であり、

より良い未来を作るための道具になる。

そしてこれは個人にも当てはまる。

僕はあまり過去に執着がない。

「学生時代は楽しかったなー」

「子供は呑気でいいなー」

「年とりたくないなー」

と大人になるにつれてそんな話をよく聞くが、

一切思ったことない。

常に今がベストだと思ってるし、

これからどんどん良くなるとなぜか心から思ってる。

根拠はない。

そんな感じで

過去自体に執着はないのだが、

過去を学ぶことは大好きだ。


「人間が歴史を学んで分かることは、人間は歴史から何も学ばないということだけだ」 ドイツの哲学者、ヘーゲル


世界の歴史を学ベば

人類がいかに同じ過ちを繰り返してるかがわかるが、

これは個人にも当てはまる。

僕らも自分の失敗を常に忘れ、

同じ過ちを何度も繰り返している。

それに抵抗するため、

未来をよくするため、

僕は失敗日記をつけている。

毎日1行でもいいから、

その日の夜に書く、その日にした失敗を。

どんな些細なことでもいい。

いつもより飯食った後にエネルギーが落ちた。それは〇〇を食べたからか?

集中力の持続時間が短かった、それは〇〇をしたからか?

感情的になることがあった、次からは〇〇しよう。

そしてこれを週末、月末に必ず振り返るようにしてる。

つまり一つの失敗日記を月に3回は読むことになる。

これは過去を振り返ってほくそ笑んだり同情の涙を流すためではなく、

同じ失敗を未来に繰り返させないための振り返りだ。


すると自分のことが良くわかってくる。

いかに同じ失敗を繰り返していたかが。

そこで学ぶ。

人間は本当に失敗を忘れ、

繰り返す生き物だということを。


「人間が歴史を学んで分かることは、人間は歴史から何も学ばないということだけだ」 ドイツの哲学者、ヘーゲル


「忘却」を認識して初めて次の段階へいける

この積み重ねだけが少しずつ少しずつ

同じ失敗を繰り替えさない成長した自分へと導いていく。

「未来」のために「過去」はある。

まずは自分が失敗を繰り返していることに気付こう。

そのために毎日1行でいいから失敗日記をつけよう。

そして月3回必ず振り返ろう。

あなたはきっと忘れている。