バカ力
頭がいい人たちの時代が終わった。
僕が20代の頃は、
賢い人は本を読んでいた。
本で知識を得てる人たちが特別な存在だった。
でもいまの20代は
本を買わなくても知識がある。
誰でも無料でワンクリックで手に入る。
知識がある人はもはや特別な人ではなくなった。
そこに希少価値はもはやない。
昨日日本語が話せる中国人の友人と話した。
彼は日本では自分の希少価値はないと言っていた。
日本にはいくらでも日本語ができる中国人はいる。
ニューヨークには日本語と中国語ができる中国人は少ない。
だから価値がある、と。
どうやら価値は相対的に決まっているようだ。
じゃあ今の時代の相対的な希少価値、能力は何か。
それは「行動力」だ。
知識が多いと行動が鈍くなる。
選択肢は多ければ多いほど動けなくなる。
グーグル先生のおかげで
みんな頭ばっかりどんどん膨らんでいる。
その重さに足が動かなくなってきている。
昔そんな火星人の映画あった。
頭重いと足動かず。
そんな時代に勝てる人
それは深く考えずに行動できる人だ。
どっちかというとバカ目な人である。
先行き不安な時代、
追い詰められた僕らが
発揮するべきはバカ力だ。
今日から考えるのは一度やめにして、
良いと思ったことを瞬発的にやってみよう。
動かなければ頭はどんどん勝手に膨らんでいく。
膨らめば膨らむほど動けなくなる。
ほんと怖い時代だ。
頭が膨らむ前に足を出そう。
バカ力を発揮しよう。
書いてる人ーDRAGON
岡 山 県 出 身 。 同 志 社 大 学 を 卒 業 後 、人材コ ン サ ル ティング会社を経て、2011年1月1日にニュー ヨ ー ク へ 。16年 か ら 不 動 産 、イ ベ ン ト 、 飲 食 、留 学 プ ロ グ ラ ム を 手 掛 け る「 J f o r w a r d 」を 設立。