AI時代に不要な人、必要な人
AI失業
という言葉がどんどん身近になってきている。
今ある仕事のほとんどはAIに
奪われるという話だ。
もちろん歴史を見れば、
AIで奪われる仕事が出てくれば
AIのおかげで出てくる仕事も増える。
車のおかげで馬車がなくなり、
馬車の運転手や馬の管理する人、
といった仕事は減ったかもしれないが、
逆に車の整備係や車の部品工場で働く人ができた。
そういう風に考えれば、
仕事がまるっきりゼロになっていくって
ことでもなさそうだ。
ただ一つ言えることは、
馬車の運転技術ばかりを磨いていても
仕事は無くなるという圧倒的現実がやってくる。
じゃぁ今の時代でいう、’
衰退する馬車の運転技術とはなんだろうか。
昨日久しぶりに日本人の人が書いた本を読んだ。
新入社員の時によく読んでいた田坂広志さんの新作「能力を磨く」だ。
そこにはこう書かれていた。
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第一 基礎的能力(知的集中力と知的持続力)
第二 学歴的能力(論理的思考力と知識の修得力)
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この二つはAIにとって変わられると。
まず基礎的能力。
例えば、集中力を高めよう、的な本や教育って
よく聞くけど、そんなもんは磨いても無駄だということだ。
なぜならAIなら24時間365日集中力を保てるからだ。
次に学歴的能力。
例えば記憶力、
日本の受験勉強は暗記ベース。
つまり記憶力のいい人間が偏差値が高い。
だがAIは忘れない。僕らはウィキペディアにさえ勝てない。
そして論理的思考力。
こんなもんは過去のどれだけのデータを
蓄積してるかによって精度が変わる。
例えば、何手も先を読まなければならない
論理的思考の最高峰のゲーム囲碁や将棋では、
すでにAIが人類最高の知能に勝っている。
集中、暗記、ロジカルシンキング、
僕らが社会人になるまで
集中的に学んできた能力のほとんどが
これから無駄になるということだ。
ではどういう能力が必要か。
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第三 職業的能力(直観的判断力と智恵の体得力)
第四 対人的能力(コミュニケーション力とホスピタリティ力)
第五 組織的能力(マネジメント力とリーダーシップ力)
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一言で言ってしまえば人間力だ。
ここはAIにはできないとのこと。
これがこれから磨くべきスキルだと本書には書かれていた。
気になる方はすごく読みやすいのでぜひ。
そしてこの本には
こうも書かれていた。
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これからの激動の時代、人間の持つ「優秀さ」の中でも、特に大切なものは、「これから到来する危機を、いち早く感じ取り、そのための備えをすることができる」という「優秀さ」である。
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危機を
危険と捉えるか、
機会と捉えるか、
備えよう、新しい危機に