日本の向かう先。
ニューヨークに来る前の2010年、
オレは日本の将来への危機感でいっぱいだった。
ただのペーペーのくせに、
日本が目指すべき方向はどこかあれこれ考えてた。
その中でいくつか確信したことがあった。
経済力=幸福力 ではない。
日本は世界でも有数の安全国であり、
お金持ちの国である。
でも自殺率は世界第6位(調べた当時)、
10年連続自殺者数が3万人を超えている。
経済力=かっこいい ではない。
日本は世界から見てあきらかに裕福だが
生まれ変わったら日本人になりたい、という
外国人はめっちゃ少ないのだ。
それに経済力で世界第2位になった中国を
かっこいいと思わない。
去年のタイムズスクエアのカウントダウン。
大型スポンサーとなった中国の大手企業は、
タイムズスクエアのスクリーンに映し出されると、
北京の歌を永遠と歌い聴衆をドン引きさせたのだった。
じゃぁ経済力ではなく何を目指せば
日本人はかっこよく幸福になれるのか?
そう思い国民のほとんどが幸福だと答える
ブータンを想像してみた。
日本はブータンみたいにやや内向きな
国を目指すべきなのか。
でもオレにはピンとこなかった。
幸せかもしれんが、カッコよさがない!オレ的に。
やっぱカッコいい国でありたいよなー、
よう分からんまま、ニューヨークに来た。
日本がカッコよい国になるにはどうすればいいのか?
黒人と白人のカップルを見て思った。
奴隷あつかいされてた黒人が
いまじゃかっこいいとなっている。
すげぇ、やっぱ音楽とかスポーツとか
エンターテイメントがかっこよさを創るのか!と。
たしかに韓国のイメージ戦略はそこにある。
でもイメージと現実の乖離がすごいのも確かだが。
てな感じであれこれ考えた末、出た結論。
考えてもわからん。
である。そして、
ニューヨークかっこよくね?
である。
経済力だけ追い求めるわけでもなく、
見せかけだけのカッコよさを追い求めるのではなく、
内向きな幸福感を味わうわけでもなく、
ただ一人ひとりが自分の好きな生き方を
ひたすら追求できる、目の前のことに本気になれる、
そんな人たちを心よく受け入れ応援する街、
これが日本の目指すべき姿だ!!!!!
と安易な結論にたどり着いたオレは、
日本をそんな環境にしてやろうと、企てたのであった。
まずさきがけとして、
第一章「飛び出した日本人」をオープンする!
日本が今を本気で生きる奴だらけになったら、
ウキウキルンルン♪毎日をアホみたいに楽しむ奴だらけにだったら、
日本超おもろそー! あいつらかっけーなー!
って外国人も日本に憧れ、
やがてニューヨークみたいに日本に人とお金が集まりだし、
やがて最高に刺激的な最高にカッケー日本になるのである。
そう信じれば、そうなるのである。そうするのである。
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