「個」の時代は「チーム」の時代

「個」の時代だと言われて久しい。

SNSで自分で発信ができ、

IPHONEでプロ並みの写真・動画が撮れ、

Youtubeで番組を作り収入を得られる。

フリーランスで世界でどこでも働くことができ、

前時代と比べて自由は増した。

そして人類はみんな自由で幸せになりました。

となりそうな流れに見えるが、

どうやら現実はそんなに簡単な話ではないらしい。

最近、日本で求人募集をしているのだが、

問い合わせをくれる人の履歴がとても似ている。

同じ企業に長く留まった履歴がなく、

副業や個人でフリーランスをしている。

自由で幸せなフリーランスのイメージだが、

そんな彼らも再度就職を望み、求人に応募をしてきているのが現状だ。

そう、

自由と責任はイコールであり、

現実はとても厳しいのだ。

それは当然で、

「オンライン」で「どこでも」仕事ができるようになったということは、

競争相手も「オンライン」の「どこでも」いる人たち、

つまり世界になった。

今まで日本の特定エリアで争っていた仕事も、

オンラインでフリーになれば相手は全国になる。

今は日本語の壁に守られている日本人だが、

間も無くこの壁は崩れ、相手は世界になる。

圧倒的な能力と経験があれば話は別だが、

みんながみんなそうじゃないから大変だ。

既にうちの会社では5年前から

時給5ドルの海外の優秀なフリーランサーと仕事をしている。

先進国で時給の高いフリーランサーはどんどん厳しい状況に追い込まれるだろう。

自由を求めたはずが、激しい競争の結果、

気づけば好きじゃない仕事も引き受けなきゃならなくなり、

多数のクライアントと分刻みで仕事をしていた、

そんな話はよくあることだ。

つまり、大事なのは、

「自由」という言葉に惑わされるのではなく、

どう生きるかを明確にすることだ。

そのヒントが「チーム」にある。

チームには個人では得られないものが3つある。

1つは大きさ

それは個人じゃ達成できない大きなミッションだ。

2つは楽しさ

それは達成した時にハイタッチできる仲間の存在だ。

3つ目は自由さ

それは役割分担ができるからこそ好きな仕事に集中できるという自由さだ。

この大きさと楽しさと自由さが

これからのチーム、会社には求められる。

むしろこれがない会社、

仲間と言える存在や大きなミッション、

強みに集中できる自由な環境がなければ、

競争は厳しいがフリーランスの方が良いのかもしれない。

個人の限界とチームの存在意義

これから押し寄せる大混乱時代、

誰もが「個」と「チーム」の存在意義をしっかり見極め、

自分に合った人生を歩んでいく必要がある。

僕らのチームは引き続き、

1、「大きさ」やりがいのある大きなミッションを掲げながら、

2、「楽しさ」気持ちの良い仲間と日々楽しく仕事ができ、

3、「自由さ」仲間がいるからこそ好きな時に好きな場所で好きな仕事に集中できる、

そんな風に「個」のメンバーが感じられる「チーム」を創っていきたい。