変化できる人、変われない人

人は変われない。

少なくてもこの前提に立たなければ人は変われないだろう。

何十年も毎日何回何千回と繰り返してきた習慣や
考え方というのは一朝一夕で変わるものではない。

今日料理して鍋についた焦げであれば
洗い流せばチョチョイのチョイだが、
1日前だとだいぶゴシゴシしないといけない、
さらに1ヶ月前の焦げだと
もうそれは焦げではない、鍋だ。
一体化してる。

そんな感じで、
人も長く媚びリついた習慣をたやすく
変えることはできないので、
一般的に人は変われないと言われている。

ただ変われると人もいるのも事実。

じゃぁどういう人が変われるのかというと
大きく分けて二つのタイプがある。

一つは、
変わらざるをえない環境に出くわした人。

よく言われるのはこの3つ。

1、投獄
2、余命宣告を受けるほどの病
3、戦争

こういった究極の場面に遭遇した人は
大きく変わることができ大成功する人が多いと言われる。

ステーブジョブズも孫正義もこれに当てはまる。
さすがにここまでなくても
大切な人の死や大借金地獄などの
窮地を経験をして変わる人はいる。


2つ目は、
徹底力がある人。

自分でコントロールできるのはこっちだ。

もう今までの習慣を全て捨ててでも
徹底的に新しい道へ進める人。
普通の人は大抵過去に引きずられる。

それは長く連れ添った人かもしれないし、
長く大切にしてた物かもしれないし、
長年住んできた場所かもしれないし、
長く経験を積んだ仕事やスキルかもしれないし、
長く続けてきた習慣かもしれない。

それらを捨ててでも徹底できる人は
変われるチャンスが大きくある。

僕は典型的なこのタイプだ。

酒を辞めると決めたら一生飲まない。
たとえ昨日まで毎日飲んでいたとしても。

毎日走ると決めたら10年でも走り続ける。
たとえば昨日まで年に一度も走ってなかっとしても。

浮気しないと決めたら絶対にしない。
たとえ昨日まで浮気することはいいことだと思ってたとしても。

それくらい一気に振り切る。

まぁ僕の例は今書きながらも
なんともしょぼいなと思ったが、
最低でもこれくらいはしないと
人は何の変化も起きないだろう。
やるなら一生やるつもりで
やめるなら一生やめるつもりで
かかっていく覚悟が必要だ。


白からグレーになろうと思ったら、
グレーになろうとしちゃだめだ。
真反対の黒を目指さないとグレーには一生辿り着かない。

白から黒へ振り切る力。

その徹底力があって初めて
人は変われる。

”人は変われない”

この前提があって初めて
その覚悟ができる