もっと自分を世界に流出させろ

立ち上がれ、
日本のアニメーター、ゲームクリエーター

以前、
このブログで日本のアニメ、ゲームの優位性が
年々下がってきていると書いた。

例えばゲーム業界でいえば、
いまだにSONYが世界の2位であり、
その他20位以内に日本の企業6社が入っているが、
これは過去で比較すれば下降傾向にある。

それもそのはず、

今ではゲーム市場の40%近くが

スマホゲームに移り変わっている。

実際、ゲーム業界ランキング一位は

あのTikTokも運営する中国のTencent、

その他、GoogleやMicrosoft、Appleといった

ゲームがメインっぽくなさそうな企業が

上位10位にランクインしている、

ゲームがメインっぽい任天堂よりも上だ。

ゲームクリエーターのマーケット統計
https://resources.newzoo.com/hubfs/Reports/Newzoo_2019_Global_Games_Market_Report_Press_Copy_v2.pdf

こういう数字を見る度に、

すごくもったいない

って気になる。

なんせアニメやゲームという世界は

日本こそが世界の業界を引っ張ってきたと

胸を張れる分野だ。

オタクやゲーマーと言われながらも、

少しずつ育て上げてきた素晴らしい文化である。

その文化がやっと世界に認められ、

世界でも有数の成長性の高い事業になった今、

日本の影響力が後退している。

やっとこれから!って時に力を失ってきている。

それには色々な理由があるだろうが、

一番は日本が内向きだということだ。

世界を見渡せば、

日本のアニメを日本のゲームを

求めてる人はたくさんいる。

実際、最近ではNetflixが本気を出して、

日本のアニメのコンテンツを買いまくってる。

日本のクリエイーター会社に支払われる

お金も相当いいらしい。

日本の技術が海外企業に買われる!

って意見も多いと思うが、

これはすごくいいことだと思う。

日本のアニメーターは世界でも有名なほど給料が低い。

でも世界を見渡せば年収は2倍にも3倍にもなる。

日本の文化を残すためだ、といくら若いクリエーターに説教しても、

綺麗事では生きていけない、

その業界に”夢”がなければ後続も育たない。

日本の技術が世界に流出する?

それでいいじゃないか、と思う。

日本人が世界に流出すればするほど、

世界で戦える日本人が増え、

また日本人のことが好きな外国人が増える。

世界に寿司が流出すればするほど、

日本へ本物の寿司を食べに行く観光客は増えている。

寿司シェフは年収1000万というのも海外ではざらだ。

もっと流出しよう。

もっと自分を流出させろ。

それが長い目で日本のためにもなる。