悪人になろう

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悪人になろう


 

「日本人は海外に出るべきなのか?」

 

僕は、ニューヨークに来て8年間、

日本人を海外に出すぞ!とばかり言ってる。

こんなことを8年間言ってると、

批判されることも多い。

 

「海外に行きたいやつは勝手に行くから余計なことをするな」

「海外に行くのがすべてじゃないでしょう」

「日本で頑張ってる人たちがいるからあなたも海外に出られるんでしょう」

 

ほんとその通り。

でも海外に絶対に出るべきだとも心底思ってる。

 

そう、矛盾してる。

 

でもそれは当たり前のことで、

すべてのことはケースバイケースであり、

すべての善悪は立場によって変わる。

 

親の言うことを聞くことが正しいときもあれば、

時には反対を押し切っても自分で人生を選ぶべきときもある。

 

人間にとっての豪華な晩餐会は、

家畜にとっては地獄の日になったりする。

アメリカのサンクスギビングがいい例だ。

 

会社が儲かれば儲かるほど競合が窮地に追いやられることもある。

白人が自由を獲得した一方で、先住民は大虐殺されている。

 

つまり、何が正しいか、

で判断することこそ、

正しくないということだ。

 

それは時代や立場で変わるから。

誰かにとって善であればあるほど

誰かにとって悪になる。

 

そして影響力を持てば持つほど、

善も悪も同時に強くなる。

 

漫画ワンピースでは、

海軍の掲げる”正義”は海賊や読者にとっては”悪”。

そして最も強い海軍大将は、

最大の”正義”であり、最大の”悪”でもある。

 

海軍大将になるか

海軍の見習いで終わるか

 

ここは善悪の基準ではない。

大きく攻めるか、小さくまとまるか、

冒険か、安住か、の違いだ。

 

「天下になくては成らぬ人になるか、有ってはならぬ人となれ、沈香もたけ屁もこけ。牛羊となって人の血や肉に化してしまうか、豺狼となって人間の血や肉をくらいつくすかどちらかとなれ。」越後長岡藩家老・河井継之助(司馬遼太郎の『峠』)

 

どうせなら大悪人になろう。

誰に何と言われようと信じたことをやろう。

自分が決めた道なら最後までとことんいってやろう。


 
 

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