KPOPに学ぶ徹底的なマーケットイン

K-POPに学ぶ徹底力。

BTS、BTS、と

アメリカにいてもよくその名前を聞くので、

ちょっと調べて見た。

ここではみんなが知ってる情報を書いても

意味がないので僕なりの分析結果を発表したい。

まずなぜ彼らは米国で売れてるのか?

に興味をもったのでYoutubeからネットの

コメントまで色々と情報を収集して見た。

そこで得た一つの結論は、

中性さ

だということ。

まずBTSのメンバーの中で、

米国で一番人気と一番不人気なメンバーを調べてみた。

人気メンバーのJiminの理由は情緒感溢れるダンスであり、

見た目も小さくきゃしゃだ。フェミニンな感じだ。

それに対して人気の少ないRMには、

「悪くないけどちょっと男っぽい」というコメントが多く見られた。

なるほど、男っぽさがまさかのマイナス。これは斬新

確かにゴツさ、男らしさであればアメリカ人で十分に足りてる。

ルーシーリューが人気の理由が日本人にはわからなかったように

アメリカ人はアメリカ人にない部分をアジア人に求める。

目が大きいより切れ長、男らしさより中性さ。

さらにBTS以外のKpopグループも同時に調べてみたが、

BTS以外の方が男らしくてイケメンでダンスもうまいグループもあった。

でもBTSと比べるとやはり”中性さ”は劣っていた。

こういう風にみると、アメリカでアジア人として勝負するには、

アメリカ人の真似をしては絶対にダメだということがわかる。

アジア人の特徴を活かしてアメリカナイズさせる、

それが韓国の抜群のうまいところだ。

じゃぁなぜ韓国はアメリカナイズがうまいのか。

その一因は1990年代に韓国は国家破産をしてから、

若者が米国にたくさん出て、

米国の音楽カルチャーを学び、

帰ってきた人たちが今のKpopを

作りあげたという背景がある。

映像や音楽の作りを見れば

”韓国人”としてのこだわりよりも

”世界で売れること”を重要視してることは間違いない。

それも徹底的に。そこが日本のジャニーズとの大きな違いだろう。

ある面白いエピソードがある。

韓国のヒュンダイが米国進出する際に、

マーケティングで使った面白いPR方法だ。

それは相撲だ。

当時、人気と信頼を得ていた日本製と錯覚させるための

徹底的なプロモーション戦略、日本人には絶対にできないだろう。

自分たちの強みを認識しながら、

徹底的にマーケットインする。

市場に冷徹なまでに合わせることができる。

ここが日本との大きな違いだ

日本は幕末、

刀を捨て、袴を捨て、

洋式に切り替えて圧倒的な復活を遂げた。

もう一度、

徹底的なマーケットインが

これから必要になってくるだろう。