人間追い込む環境がないと弱くなる
迷ったら厳しい道を選べ
アメリカで大統領選挙への
演説ツアーが再開された。
その一発目として今日は、
オクラホマでトランプ大統領の演説がスタート。
1時間40分の演説だったが、
一度もカンペを見ることなく、
言葉に詰まるところもなく、
ミュージャンのライブさながらで
聴衆を沸かせていた。
いつもブログで言ってることだが、
物事を判断する時に、
好き嫌いは排除しないといけない。
もしこれを読んでくれてる人の中で
トランプ嫌いの人がいたら、
もうここから何を言っても頭に入ってこないだろう。
この人トランプ好きなんだな
とラベルを貼って終わってしまう。
僕は好き嫌いではなく、
実行力でみる。
好き嫌いや正義や悪というのは
時代と立場によって変わるからだ。
それよりも実行力、
実行力がある人はいつだって
素晴らしく学べることがたくさんある。
本題に戻すと、
今日の演説で改めて感じたのは、
トランプ大統領のメンタルである。
毎日毎日、
ニューヨークタイムス、CNN、
ウォールストリートジャーナルといった巨大メディア、
民主党やアメリカ国民の半分から批判を受け、
さらには中国、ロシア、イギリスのメディアからも
批判されながら、見事に演説をやり切った。
まさにメンタルの化け物だ。
普通あれだけ言われ、
言葉の揚げ足を取られ、
過去の失敗を取り上げられて、
自分の映像を加工されバラまかれたら、
常人だったら飛び降りる人も出てくるだろう。
さらに彼は、
起業家やアーティストと違い、政治家だ。
国民から過半数で支持されないと、
やりたいこともできない、
言いたいことも言えない立場にある。
その中であれだけ
計算して言いたいことを言えてるのは、
本当にすごいと思う。
だって74歳だよ。
毎日休まず、プレッシャーの中で
表に立ち続け、
パンデミックという前代未踏の危機の中で
毎日過酷の決断に迫られてる。
74歳だよ。
トランプバカだというのは簡単だけど、
自分がトランプの立場だったら同じことができるだろうか、そういう視点が大事だ。
そして演説を見て思った。
同じ人間なのにこのパフォーマンス力の差はなんだと。
それを考えた時に思い出した言葉がある。
「人間追い込む環境がないと弱くなる」
これはサッカーを引退した後に、
中田英寿選手が言ってた言葉だ。
トランプはもともとずば抜けた能力を
持ってたことに間違いはないが、
常に追い込まれた過酷な今の環境が、
さらに彼を強くしているのは間違いない。
迷ったら厳しい道を選べ。
昔からよく言われる言葉だが、
厳しい環境へ行けば行くほど人は強くなるのだろう。
全員が強くなる必要はないと思うが、
強くなりたい人は厳しい環境を自分で
せっせ作っていくしかない。
僕ももっとせっせせっせと
追い込んでいかないとな。
もっと追い込める。