みんなで避けようレッドオーシャン
どこで戦うか?
ブルーオーシャン戦略という言葉がある。これは、2004年に出版されたビジネス書で、競争のない市場でビジネスをしようとするマーケティング戦略のことだ。
それに対して、レッドオーシャン戦略とは、その言葉の通り赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域と定義される。
敵がいない海(ブルーオーシャン)
と
敵だらけの海(レッドオーシャン)
リンゴ1つを腹ペコ5人で争う世界か、
1人でリンゴ5つ食べられる世界か。
どちらがいいかは明白だ。誰だって無駄な競争したくない。血流したくない。
でも往々にして、人はブルーオーシャンより、レッドオーシャンに飛び込んでしまう。やっぱりたくさんの人がいる海の方が、誰もいない海より安心するんだろう。
横断歩道みんなで渡れば怖くない。そういう人間心理が人にはある。
コロナで世界が変わったと言われている。みんな生活を変えなけえればいけない、ビジネスモデルを変えなきゃいけないと言われている。アナログだったビジネスモデルをオンライン化する。これからは個人の時代だとYoutubeを始める。
そういう声や動きがたくさん目につくようになるにつれ、あることが頭をよぎった。
そう、レッドオーシャンだ。
その瞬間、僕はレッドオーシャンになりそうな世界から片足を抜いた。去年末から始めたYoutubeに一度ストップをかけ、オンラインをやろうという周りの声も3ヶ月の間耳を傾けなかった。
ただオンライン化するだけではな意味がない。ただYoutubeやるだけでは無駄に血を流す。レッドオーシャンに巻き込まれる。
そしてそれからの3ヶ月間徹底的にやったことは、これからどういう時代になるかを知るための勉強だった。この期間は孫子でいう風林火山の”山”だと勝手に決めた。
そして3ヶ月が過ぎ、色々な世界が見え予測も立ってきた。
ここから3ヶ月は風林火山の風。たくさんの事業を一気に立ち上げる3ヶ月になる。
みんなが一斉にオンラインに傾いてる今こそ、これまでオフラインの世界で流れていた血が薄まってくる可能性がある。大事なのはいつだって逆張りだ。ここにチャンスが生まれてくる。
それはオンラインとオフラインが混ざった新しい海、グリーンオーシャン。人と環境に優しい海だ。ワンピースで言うところのオールブルーだ。その世界を信じていっちょ突き進んでやろうと思う。
「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」孫子
戦わずして勝つ。みんなで避けよう、レッドオーシャン。