無料=自分が商品にされている

「If you're not paying for the product,

then you are the product」

 Netflixオリジナルのドキュメンタリー、

「ソーシャルジレンマ」を見た。

そこで出てきたのが最初の言葉だ。

「もし商品にお金を払ってないのなら

あなたが商品だということだ」

例えばフェイスブックやグーグルは無料で使える。

だが無料では企業の経営は成り立たない。

じゃあ彼らはどこからお金をもらってるかといえば、

企業広告だ。

じゃぁその企業は何にお金を払っているのかというと、

それがあなたの情報だ。

無料ツールは利用すればするほど、

あなたのデータがどんどん溜まって行き、

企業にとってのあなたの商品価値が高まる。

顧客のことがわかればわかるほど、

商品は売りやすくなるからだ。

つまりあなたは商品として日々育てられ、

いずれ売られる運命にある。

”ただほど怖いものはない”

とは昔からよく言ったものだが、

ほんとだな。

このドキュメンタリーでは、

こんなデータが紹介されていた。

アメリカの10代の若者の自殺率が、

2009年から毎年急上昇してるとのことだ。

モバイルでSNSができるようになって2年後だ。

これは度を越したSNSの使用により、

ストレスがかかる社会になっているということだ。

Likeとん争奪戦や、既読スルーなどは分かりやすい例だろう。

さらにこの話の怖いところは

単にあなたが商品として売られるだけでなく、

商品として育てられているという点だ。

少しずつ少しずつ自分の興味も性格までも

変えられているというのだ。

普通に恋愛してた青年が、

あるYoutuberを知ってから急に、

過激活動家となり逮捕されるというシーンもあった。

そしてこのドキュメンタリーには、

かつてのGoogleやFacebook、Twitterの

CEOや幹部が出ているのだが、

番組の最後に彼らのほとんどが、

自分はスマホの通知をOFFにしてると発言していた。

もちろん

このSNSとの距離間に関しては

一概に悪いとも言えないだろう。

仕事で使ってる人もいれば

SNSがないと大切な人の

連絡が取れないって人もいる。

ただ一つ言えることは、

「受け身で生きるか」

「自分の意思で生きるか」

の分かれ道が、

はSNSとの距離間をどるとるかで

ある程度決まってくるということだ。

スマホの通知に日々反応してるということは

それは受け身の情報に踊らされてるということ。

Recommend機能でVideoを見たり買い物してたら、

それも受け身の情報にコントロールされ始めているということ。

反応させられやすい人間になってきている。

世の中には受け身の方がいいってタイプの人もいると思うし、

旅人のように流れていく生き方が好きな人もいるだろう。

だが明確な目標、明確な目的がある人は

SNSとは距離をとった方が良さそうだ。

富士山の頂上を目指してたはずが、

いつの間にか樹海に向かってたってことに

なりかねない。

それほど目標(頂上)に向かって

集中し続けることは難しいことだし、

スマホの通知やRecommendationに翻弄されてたら、

頂上を見失って当然だ。

それだけ彼らは僕らのことを知り尽くしているし、

僕らは違う方向に向かわせることも簡単にできるだろう。

ちなみに、

僕もスマホの通知は全てOFFにしていて、

今やSNSを見ることもアポ無しの電話に出ることもない。

実際やってみると不思議と問題は一切起こらない。

それどころか余計な誘惑や邪魔が入らないから、

自分がやるべきことに集中できている。

自分が今欲しい情報だけを

自分から取りにいける。

自分の意思で生きている。

まずはスマホの全通知OFF、おすすめ