疲れたくないなら働けばいい

世界の方向性を左右する

大統領選まであと20日を切った。

トランプ大統領がまさかのコロナに感染して

ちょうど2週間。

さすがにこれは絶体絶命か、と思われたが、

今週は何事もなかったかのように、

毎日毎日全米を演説で周っている。

ハイパー74歳。

トランプを見ていて最初はこう思った。

なぜ74歳でこんなに元気なのかと。

毎日飛行機に乗るだけでも疲れるはずだ。

アメリカ国内移動でも時差もある。

体力面だけじゃなく、精神面もきついはずだ。

毎日世界中のメディアから叩かれ、

毎日民主党や芸能人から叩かれ、

アメリカの大企業とも戦っている。

中国とも戦い、中東にも敵は多い。

流石にこのポジションだと命の危険もあるだろう。

さらにこの100年に一度級のコロナがやってきた。

そんな中で3億人の命の責任を背負っている。

とんでもない重さの責任とストレスが

毎日毎日のしかかっている。

そこに自身のコロナ感染も加わった。

普通に考えたら地獄だ。

ぶっ倒れても全然おかしくない。

だが今日の演説を見ても

トランプはめちゃくちゃ元気だ。

それどころか日々勢いを増してる。

そこで思った。

「なぜこんだけ働いているのに疲れないのか?」

と言う考えがそもそも間違ってるなと。

そうじゃなくて、

「これだけ働いてるからこそ疲れないのだ」

実際、彼の著書にもこう書かれている。

「私はテンポには細心の注意を払う。なぜなら、どんなときも勢いを保つには、テンポが非常に重要だからだ。」

「私は勢いについて研究し、それがいかに強力な力か知った。それ以来、私は勢いの力を生活にもビジネスにも取り入れている。ずるずると落ちていくのはごめんだから、常に自分の勢いに気をつけている。そして、維持する努力をしているのだ。」

つまり彼は、

コロナにかかったからこそ、

コロナ中でも毎日ビデオでメッセージを出し、

病み上がりだからこそ、

毎日全米を周ってプレゼンをしていたのだ。

体調がよくなってから勢いを取り戻す、

のではなく、

勢いをまず先に作り、その流れで体調も取り戻す。

ストレスに対処してから仕事に戻る、

のではなく、

仕事をしながらストレスや色々な問題を解決していく。

疲れを取ってから仕事に戻る、

のではなく、

仕事を猛烈にすることで疲れをとる。

この順番なのだ。

確かに自分の経験を振り返って見ても、

仕事で勢いにのってる時は、

よくもその仕事量を1日でこなせたな、

ってことがよくある。

そんな時は睡眠時間が短くても

エネルギーは落ちない。

逆に勢いやテンポが悪いと

3日たっても全然仕事が進んでないってこともある。

2度寝や3度寝をした日の仕事のはかどり具合を

想像して見て欲しい。休めば休むほど疲れるし、

仕事はなかなか進まない。

ランニングマシンで最初に速度を8に上げれば、

後から6に下げた時には歩いてるように感じるが、

最初3でスタートした場合には、

同じ6に上げた時はとても速くつらく感じる。

自転車も漕ぎ始めが一番大変だが、

一回勢いに乗ってしまえば、

あとはそれほど力はいらない。

僕らは気づかないといけない。

順番は逆なのだと。

「めちゃくちゃ働いてるのになぜか疲れない」

のではなく、

「めちゃくちゃ働いてるから疲れない」

のだ。

頑張れば頑張るほど得をする、

人間はいい身体を持っている。