女の時代が来た

気づけば、

うちの会社の主要メンバーは、

僕以外全員女性となっている。


その大きな理由の一つは、

そもそもニューヨークは女性が多い、

そして永住する日本人のほとんどが女性、

といった母数が多いことにある。


だがもう一つの理由は、

そもそも女性が優秀だということだ。

正確に言うと今の時代にすごく合っている。

そして今の時代に必要な力を持っている。


それが「切り替え力」だ。


まず「脳」から考えても、

女性は切り替えが早いようにできている、

左脳と右脳を繋ぐ脳梁が男性より太いため、

切り替え上手なのだ。


確かに恋愛でも、

別れた後ぐちぐち引きずるのは男性の方で、

女性は案外さらっと次へと切り替えていると言われる。


・コロナ前後で考え方を切り替えないといけない

・終身雇用が終わり、会社を切り替えなければならない

・自国の将来が危うくなったら、海外へと切り替えないといけない

・海外に出たら出たで今までの価値観を切り替えて対応しないといけない


こんな時代をサバイブするには、

過去を断ち切る力、「切り替え力」が強く必要とされる。


仁義や忠義、といった、

侍のような滅私奉公的な価値観は、

終身雇用の崩壊で終わろうとしている。

これはどちらかと言うと男性が得意なやつだ。

僕が好きなやつだ。


さらにこの侍的価値観は、

アメリカ人より日本人が強く持つ。

「失敗の本質」と言う本では、

日本の第2次世界大戦の敗戦の理由に、

「合理性より情を優先したこと」が挙げられていた。

アメリカ軍が失敗した隊長をすぐに交代させたのに対し、

日本軍は過去に頑張ってくれた隊長を交代させるどころか、

もう一度大事な場面でチャンスを与えた。

そしてそれが敗戦へと繋がっていった。


「切り替え力」とは

「合理的な力」とも言える。


未来に向けて、

この選択が正しいと思えば、

それは「過去」や「情」より

合理性が優先されるという考え方。


僕は「日本人x男子」なので、

アメリカに来なければ一生この合理的な価値観を

受け入れることはなかっただろう。


変化がものすごく早い時代。


過去に執着せず、

未来へ突き進む、

「切り替え力」が

必要とされている。


もうレディファーストなんてやめて、

メンズファーストにするくらいで丁度いいんじゃないか。


十分、女性は強い