ハイリスクハイリターン

日本は格差社会なのか?

派遣社員が流行って来た頃から、

日本は格差が広がっていると

よくメディアで騒がれていたが、

本当に日本は格差社会なのだろうか?

ここアメリカ大陸から眺めてみると

資本主義というより限りなく社会主義に

近い国のように見える。

上もいなければ、下もいない。

例えばアメリカで言えば、

ここウォール街の平均年収は5000万だ。

金融関係の企業のトップ年収は数百億だ。

その一方で一つ通りを挟めば、

低所得者用の住宅があり、

ホームレスをたくさん見かける。

これこそ格差だ。

つまり本当の格差とは、

世界単位でみないと見えて来ない。

ということで、

世界の格差を調べるために、

今日はわかりやすく世界のビリオネア数を見て見たい。

日本は経済力でGDP3位だから、

普通に考えれば3番目にビリオネアが多い国になるはずだ。

それではみて見よう。

2020年、Forbes誌による

世界の国別ビリオネアランキングはこちら。


1 United States 614人
2 China 389
3 Germany 107
4 India 102
5 Russia 99

日本がいない

6 Hong Kong 66
7 Brazil 45
United Kingdom 45
8 Canada 44
9 France 39
10 Italy 36
Taiwan 36

台湾いるのに日本はいない


11 Switzerland 35
12 Australia 31
Sweden 31
13 South Korea 28
14 Japan 26
Singapore 26

いた、人口500万人のシンガポールと同じだ。


15 Spain 24
16 Turkey 23
17 Thailand 20
18 Israel 17
19 Indonesia 15
Philippines 15
20 Mexico 12
Norway 12
Malaysia 12
21 Netherlands 11
22 Austria 9
Ireland 9
23 Czech Republic 8
Denmark 8
24 Chile 7
25 Egypt 6
Finland 6
Ukraine 6
Lebanon 6
Poland 6

一応最後まで行きます。

26 Kazakhstan 4
South Africa 4
Argentina 4
United Arab Emirates UAE 4
Vietnam 4
27 Colombia 3
Cyprus 3
Greece 3
Monaco 3
Nigeria 3
28 Peru 2
New Zealand 2
St. Kitts & Nevis 2
Romania 2
Slovakia 2
29 Nepal 1
Portugal 1
Morocco 1
Oman 1
Belgium 1
Venezuela 1
Algeria 1
Angola 1
Eswatini (Swaziland) 1
Georgia 1
Guernsey 1
Hungary 1
Iceland 1
Liechtenstein 1
Macau 1
Kuwait 1
Tanzania 1
Zimbabwe 1
Qatar 1

これが世界のビリオネアの数だ。

大体の国がGDPランキングに近い順位の中で、

日本だけがなんと14位。

韓国や台湾よりも少ない。

これこそ日本では格差の上の部分が

生まれない一つの証拠と言えるだろう。

では格差の下についてはどうか。

日本でホームレスになるのは難しい。

なぜならほとんどの国民が教育を受け、

医療を無料同然で受けられ、持ち家を持っている。

そして何より物価が安い。

日本にいると、東京高い!とか思うかもしれないが、

500円以下で丼やら弁当やら食べられるなんて夢のようだ。

ニューヨークではジュースに1000円、サラダに2000円払わされている。

500円以下で食べられるものはイスラム系の屋台か

100円ピザくらいしかない。

家賃も高い、そして審査も厳しい。

マンハッタンであればルームシェアでも10万は超える。

修羅場でござる。

では格差がないほうがいいのか?

と言われればそれはまた難しいと問題だと思うが、

日本は格差が少ない、ということだけは事実だろう。

特にここアメリカと比べれば。。

ハイリスクハイリターン。

ローリスクローリターン。

そんな言葉が思い浮かんだ1日でした。

ホームレスにならないようにがんばろ。