映画化された人生

宮本やこ(Yako Miyamoto)宮本やこ(Yako Miyamoto) - リズムパフォーマー
自分の気持ちを誤魔化さず、自分で選んだ人生を歩む。生き苦しさを感じていた日本を飛び出し、自力で生きるために大学生の時に飛び込んだニューヨーク。一年で帰るはずが、様々な出来事と出会いが重なり、「今しかできない」と大学を中退してダンスで生きることを決意。ニューヨークでダンスカンパニー鼓舞「COBU」を立ち上げ、世界規模のエンターテインメント集団「STOMP」に日本人初キャストとして合格。以降、シビアな実力社会の中での激しい競争を勝ち抜き、10年間STOMPのレギュラーキャストとして数え切れないくらいの公演に出演し、目覚ましい活躍を見せる。COBUとしても全米各地やヨーロッパ各地への公演ツアーを成功させ、様々なアワードを受賞。数々の活躍が注目を浴び、自身がモデルとなったハリウッド映画も制作され、日本でも24時間テレビなどに出演。まさにアメリカン・ドリームを体現したような輝かしい生き方の裏には、どこまでも自分に正直に生きるという強い信念がありました。その信念を胸に歩んできた中で、やこさんが見てきた世界とは?彼女の深い人生をたっぷりとご紹介します!

対談者:Akimi Okuda

Akimi Okuda

何度も申し込んでやっと引き受けていただいた溜まり場待望のインタビュー!日本という小さな枠を飛び出し、まるで水を得た魚のように、自由に力強く自分の人生を歩んでいるやこさん。でも、大失敗や深い傷もガッツリ負っているとも語ってくれました。経歴だけを見ると大緊張してしまいそうな活躍振りですが、実際にお会いしたやこさんは、そんなことは微塵も感じさせないほどに気さくであたたかな方。まっすぐに人と向き合う姿勢からは、酸いも甘いも噛み分けた人だからこそ持つ本当の優しさを感じました。彼女の人間的な魅力はここで全て語り尽くせるものではありませんが、その中でも選りすぐった内容をギュッと凝縮してお届けします!

[公開日] 2017/09/04(最終更新:2017/09/06)

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年齢の壁自力で生きるってどういう事だろう

自力で生きるってどういう事だろう
Akimi Okuda― ニューヨークは長いんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

予定は1年だったんです。だから、予定よりはだいぶ長くいます。

 

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Akimi Okuda― どれくらいいらっしゃるんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

何年かなぁ… 16.7年? あんまりそういうの覚えてられなくて…、何年に何したとか自分のことなのに全然わかってないんです 笑

 

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Akimi Okuda― えーそうなんですか!?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

年数で区切るのが苦手なんです。 若い時に、年齢の枠に縛られてちょっとキツイ思いもしたんで、自己防衛的に年数を考えないようにしてたみたいで、年を重ねた後もこんな状態になってしまいました。笑

 

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Akimi Okuda― やっぱり日本の方がニューヨークよりも年齢について苦労することが多かったですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

今思えば単に世間知らずのガキが!ってなるんですけど、その当時は年齢制限の枠ってのにがんじがらめになっていて、どうしても保護者の認可が必要だったりして思うように動けず、「なんでやねん!」って思うことが多くて…。だから、早く自力で生きたくて、この枠の外に出たかった。お金を貯めて、とりあえずニューヨークに飛び出してみたら、21歳の成人の線は一本あったけど、それ以上になれば何をやっても自由だ、と感じました。自由=自己責任ですけどね。自分的にはそれがしっくりきて。

 

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まあ、今になってみれば、日本の良さを改めて発見してる自分がいて、日本キライって思ってたのに、いざ外へ出て違うポジションから振り返ると、日本だからこその良さってのが素直に受け入れられるようになってて、なんか、その場に立ち止まって文句ばかり言っていたら気づけなかったことかもって。

 

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Akimi Okuda― じゃあ、こっちに来られてから、日本も悪くないって思えるようになったんですね。そんなにガラッと変わったのは、何がきっかけでした?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

一介の学生が、タイミングと何かの縁で、ストンプなんていう世界規模のエンターティメント集団に入ってしまって、アメリカのテレビやラジオに出る時には、日本人初キャストだったが故に、日本のことを聞かれることが多くあって、日本を背負って来てるなんて感覚はゼロだった分、これはヤバイぞ、と初めて日本を見つめ直しました。笑

 

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日本の歴史とか文化について聞かれたり、歌舞伎とか、アニメとか、日本人なんだから知ってて当たり前だよねって、めっちゃキラキラした目で見られたりして…。「 知らない」じゃ済まされない立ち位置に立たされて、改めて日本に向き合ってみて。

アメリカの会社に、唯一の日本人という立場で入ってなかったらこの作業はしてなかったと思います。

 

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あと、驚いたんですけど、毎日ステージに立つようになったら日本の方からすごい数のメールやレターをもらって、「日本人として誇りに思います!」って書いて下さいる方が多くて。他にも、出待ちをしてくれる日本の方々が泣いてくれてたり…、大人になりきってなかった自分はちょっと引くくらい驚いちゃって、なんか、同じ日本人だからっていうだけでこんなにも多くの人が感動して応援してくれるのかって衝撃で。

 

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それまでは、社会に認められない生き方をしていると思ってきたから、「誇りに思うって、うわ、なんか、」みたいな 笑。そのカテゴリは自分の中でなかったし、でも、そんな声を送ってきてくれた数多な人々のおかげで、ああ、自分は日本人なんだなあ、とジワジワと自覚させてもらったって感じです。 今では、日本人であることを誇りに思う、なんて恥ずかしげもなく言えちゃうんで、気付かせてくれた方々にほんとにありがとうございます、って思ってます。

 

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衝撃の出来事泥棒事件で所持金5ドルを経験し、逆に「行けるとこまで行ってやろう」と決意

泥棒事件で所持金5ドルを経験し、逆に「行けるとこまで行ってやろう」と決意
Akimi Okuda― 元々はニューヨークに長く居ようとも思ってなかったんですね
宮本やこ(Yako Miyamoto)

そう、交換留学生ビザだったんで、1年で帰るのが前提でした。

 

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Akimi Okuda― そこからどうして長く滞在することになったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

いろんな物語と笑い話の積み重ねがありまして…笑。全部話すと日が暮れてしまうので、割愛して、えーっと、まあ、キッカケのひとつは、NYに来てちょっと慣れたかなって位の時期に、突然警察から電話がかかってきて、まだ英語がよくわからなくて、なんだ?と家に戻ってみたら、凄い人数の警察官がいて、なんと住んでいた部屋が泥棒に入られてた、なんてことがありまして。

 

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Akimi Okuda― えー!めっちゃびっくりしませんでした??
宮本やこ(Yako Miyamoto)

はい、なかなかの経験ですよね。 大袈裟な程 警察官か来てるし、ベットは芸術的な角度で立ってるし、警察が現場検証の為に着けてるマスクも変だし、ドアの鍵を直す為に来た鍵屋のオジさんはオドオドし過ぎて皆んなに怪しまれてるし…笑。

パソコンなどの電子機器関係と、貯めて持って来た現金はすべて盗られちゃって、現金を部屋にキープしてる時点で問題だったんだけど笑、で、残った現金はポケットに入っている財布の中の5ドルのみ。

20分くらい経ってビックリの連続が終わった頃には、 「さて、この5ドルでどうやって生きていくか?」って考えました。

 

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Akimi Okuda― お金もなくなっちゃったし、日本に帰ろうか、とか思わなかったですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

それ、皆んなに言われました。

でも、まだ何もかもが中途半端だし、今帰ったら 確実に帰国を泥棒のせいにするだろーな と思って。何もトライせずに帰りたくなかっただけで、もし3日でギブアップ!ってなったとしても、まあ、自分で挑戦した結果なら、しゃーないって思えるかな、と。ギブアップなら自分のせいですしね。

 

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逆にこの出来事があったからこそ、「よし、期限なんて決めずにいけるところまでいってやろう。」って考え方に変わって、それまでは日本でバイトをして貯めてきたお金が減っていくのを数えながら生活していたけど、もう手元には5ドルしかないっていう状況になったら、残りをカウントダウンして生きていたのが、今日も一日生き抜いた、あと1ヶ月はまだいけるぞ、っていうカウントアップな生き方に変わりました。

 

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Akimi Okuda― 泥棒に入られたっていう衝撃の出来事が、やこさんにとっては気持ちのうえでも大きな分岐点になったんですね。
宮本やこ(Yako Miyamoto)

キッカケの一つになりました。ここで帰ってしまっていたら、今とは違う人生でしたよね。 それに、5ドルから生き残った経験があるってことは、なんだか心を強くしてくれて。もし今全てを失ったとしても、5ドルから始めたことあったじゃんって思えると気が楽になる笑。

 

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Akimi Okuda― 5ドルしかないところから、実際どうされたんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

まずはバイト探し。探し始めたら話しかけてくれる人がいて、ドギーウォークっていって、犬の散歩をするバイトを教えてもらって。1回30分10ドル即金、その時点で全財産の2倍なんで、その場でokしました 笑。早朝と夕方なので学校にも支障がなくて、続けているうちに、飼い主さんにかわいがってもらって、泥棒がなかったら繋がらなかった縁だし、やっぱ減ってくものをカウントダウンしてた時より今の方が生きてる感じが出てきて。

 

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最悪と言われる状況の中でも、その中でできることもあって、やれば何とかなるんだなと実感できたし、なんてゆーか、人生で条件が整ってない時なんてたくさんあるから、その条件下で何をどうしていくかが、ポイントなんだなあ〜と。 人生なんて、何がどう影響するかわかんないもんですね。

 

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Akimi Okuda― どんな状況になっても、その中でできることをやれば道は拓けるんですね。
宮本やこ(Yako Miyamoto)

そうですね、拓け方も色々だとは思いますが笑。わたしは、自分でも驚くほどの大失敗もしたし、時間しか解決してくれないような傷もガッツリ負ってたりするけど、まあ、なかなか楽しい人生を歩んでると思ってます。

 

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生まれてきてから死ぬまでってその人唯一の物語で、自分で一目一目紡いでいくしかないと思うので、どうせなら最後の一文は、「ま、悪くなかったんじゃない、自分の人生」って笑って死にたいじゃないですか。

 

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中学生くらいの時に思うことがたくさんあって、生きてると、自分にないものを持ってる人にたくさん出会うし、その時、そういう人たちに対してどういう気持ちを持てばいいのかって考えた事があって、例えば、いいなーいいなーって言ってれば自分の環境も能力も好転するってゆーなら全力で羨ましがりますが、羨ましがってても何も変わらないなら、お、いーね!って素直に賛辞を送ったあとは、自分は自分なりに好転させることを一個ずつやろーと切り替えるたほうが自分は生きやすいなあと。まあ、中学生が考えることなんで「言うが易し」ですけどね。

 

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実際、今でも、「ぎゃー、なんだその恵まれた環境っ、めっちゃジェラるわ〜っ!」とか「条件良過ぎっ、変わってくれ〜っ!」って子供のように叫んでますから。笑 まさに、「行うは難し」です。

 

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大学ダンスとの出会い、そしてNYへ

ダンスとの出会い、そしてNYへ
Akimi Okuda― 理工学部からダンスに転身するきっかけはなんだったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

大学にJADEってストリートダンスサークルがあって、そこで初めてhip-hopを踊り始めました。この業界にいるわりには、ダンス始めたのがめっちゃ遅いんです。

こっちに来たら、毎日時間があればスタジオに通って、レッスンの合間に空いたスタジオに潜り込んで練習したり、当時は踊るのが楽しくてしょうがなかった。

 

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そのうち、声かけてもらったのがきっかけで、ショーに出演し、その時作った曲で振付賞をもらって、ミネソタの大きな公演にまで招待してもらって。

そんなこんなやってるうちに、ダンサーの友人達に「これからもヤコと一緒にやりたい」と言われて、それまで自分でチームを組むとかあんまり考えた事なかったから、ちょっと悩んだけど、その時の仲間も好きだったしこれも何かの縁かな、と。それが鼓舞「COBU」の始まり。

 

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まあ、まさかCOBUが会社になって10年以上続いていくなんて、その頃は想像もしてなかったですけど。

なんせ、学生時代 英語は赤点で落ちこぼれだったから、周りから「宮本が留学?!」と散々言われたくらいなんで、まさかNYで会社?!と、想定外すぎて。 自分が海外拠点で働くとは思ってなかったなあ。

 

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方向転換「今やりたい」の素直な気持ちに向き合ってわかる事

「今やりたい」の素直な気持ちに向き合ってわかる事
Akimi Okuda― ストンプにはどうやって出会ったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

知り合いから「オーディションがあるよ」って知らされて。

日程見て、あーこの日がいいな〜と手ぶらで気軽に行ったんですが、間違って最終オーディションにいきなり行きました。笑

 

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Akimi Okuda― え!? 最終オーディションに突然行ったってことですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

そう笑 周りも何しにきたんだお前、みたいな感じで。でも紆余曲折あって、参加させてもらえて。

それから1週間後に電話があって「welcome to STOMP family !」って言われて合格。ほんとただの生意気な小娘が、世界規模のエンタメ集団にポンっと入れる可能性があるって、アメリカン・ドリームってすごいなあ〜って、履歴書で選ばないこっちの仕組みに感心しちゃって、この国、凄いなあと思った。で、交換留学は交換のはずなのに帰らなかった笑。

 

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Akimi Okuda― 理工学部からダンスで生きていくことになるなんて、まさかの展開ですね!大学を辞めることに迷いはなかったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

みーんな大反対。笑

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Akimi Okuda― 怖さはなかったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

「そういう選択をしてダメになっていった若者を何人も見てきた」なんて言われました。怖さ、うーん、怖さというか、「なるほど、デメリットめっちゃあるな〜」と。

反対してくれたみんなのおかげで、しっかりとデメリットを並べた上でその道を自分で選んだので、みんなに感謝してます。

数年後に、だから言ったでしょ?って言われるような結果になったとしても、「そうなんだよね〜、でも、もっかいあの時に戻っても同じ決断すると思うから、しゃーないわ笑」って言える自分を感じてしまったので。笑

 

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Akimi Okuda― じゃあ、ダンスに対しての方が理系の研究に対してよりも好きの度合いが高かったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

好きの度合い、というか、「今しかできないもの」「今やりたいと思っているもの」って考えたんです。決めた時、「体が動くうちに10年くらいエンタメを思いっきりやって、まだ勉強したかったらそのあとに脳を使えばいい。」って。まあこれは後で短絡的だと思い知る事になるんだけど、その時は自分の中ではすごいスッキリした気持ちで決断しました。

 

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周りの人の意見は大事だけど、うまくいかなくなった時に「あの時、あの人が、ああ言ったから」みたいな、人のせいにした愚痴をこぼすような選択をしたくなかったから、意見をもらった後で自分で考えて決めようって思って。

そうすれば、失敗しても自分のせいってなるから、そしたらとっても楽になったんです。自分で責任取れるっていうのは、自分の人生を自分でハンドルしているってことかなと。「あの時こうしておけば」って言うのは嫌い、ずっと後まで残るでしょ?

 

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Akimi Okuda― 自分の本心を汲みあげるって難しいなって思うこともあると思うんですけど、どれが本心か知るためのコツとか感じ方の違いとかはありますか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

そうなの、自分でも自分が1番謎だったり笑。

 

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Akimi Okuda― ポリシーから外れてしまった事は今までないんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

あるある。ポリシーから外れたことがあるから、外れた時に自分がどう感じるかがわかるんじゃないかな。

 

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ストンプ時代シビアな世界で生き残っていくために、ひたすら努力を重ねた自分との戦いの日々

シビアな世界で生き残っていくために、ひたすら努力を重ねた自分との戦いの日々
Akimi Okuda― 実際ストンプをやり始めてどうでした? 周りのメンバーはどんな人たちだったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

最初は6週間のトレーニング期間から始まったんですけど、みんな、3歳とかからダンスやドラムをやってきてる人たちで、いざトレーニングが始まってみると、経験が少ない分、自分の中には引き出しがない。みんなが長い期間かけて埋めてきた引き出しが、自分の場合はだいぶ薄っぺらい。だからこのメンツの中で一緒にステージに立って行くためには、何時間練習すれば追いつく、とか考えてちゃ逆に追いつかないから、上限作らずにひたすら練習。地道な練習の積み重ねって、ほんと自分との戦いですよね。わたし、自分の強敵さに、我ながら笑ってしまいました。

 

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Akimi Okuda― 厳しい現場だったんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

その当時はストンプ全盛期で、オーディションでも1,000人受けて1人しか入れないくらいの狭き門だから、受かって入って来てる人たちはそれだけでもレベルが高い。それでも、いざトレーニングが始まって1週間、2週間って経っていくうちに、どんどん人が減って行く。何でこないの?って聞いたら、やめたんじゃなくてクビにされたんだって。何!?ってなった。

 

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Akimi Okuda― そんなシビアな世界なんですねーめっちゃ怖い!
宮本やこ(Yako Miyamoto)

そう、怖い! ステージに立ち始めてからも、いきなり首になるし。

いつクビになってもおかしくない現場って、なかなかの緊張感ですよ。 それでも毎日ショーは続いていく。 凄いなあってなんか感じました。

 

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Akimi Okuda― 周りもみんな、練習されてたんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

尊敬した先輩が2人いたんですけど、彼らは私からみればもう十分すごいレベルなのに、この人たちまだ上手くなるの?!って。他のメンバーとは全然違ってた。やっぱり毎日一緒にやってると、それぞれの引き出しに何が入っているかがお互いわかってくるでしょ。だから、そのわかっている範囲でしかやらない人もいるんだよね。それってちょっとつまらない。どんどん進化してく先輩達をみてて、野生の勘と努力が重なったら無敵だなあ、私もそっち側で遊びたいって思いながら一緒にやってました。

 

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Akimi Okuda― 野生っていうのは、やこさんから見て具体的にどんな感じだったんですか
宮本やこ(Yako Miyamoto)

ショーの中でアクシデントが起こったとしても、考える前に全てを何かに変える。感性と瞬発力がハンパなくて、エンターテイナーとして凄いなと思った。

ショーの雰囲気が停滞している時でも、アドリブパートですごいリズムをぶち込んできたりして、今、その流れでコレ出る?!ってヤツ。こんにゃろースゲーな〜!って感服。

ショーってやっぱりどんなに一人一人が頑張っても、どうしてもうまく噛み合わない時がててくるし、何でだろうって思うくらい盛り返せなかったりして。でもそんな時でも上げていくパフォーマーがいて、一緒にやってるからこそわかる凄さがあったなあ。

自分と戦ってる人しか出せない魅力かな。

 

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Akimi Okuda― 人と比べるとキリがないですもんね。
宮本やこ(Yako Miyamoto)

そう、ほんとキリがない。日本のTV番組にメンバーと一緒に出た時も、「周りと比べて背も小さいし、他はみんな男性だし、ハンディだらけですね。キツくないですか?」って、色んなところで聞かれたりして。

 

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例えば、黒人パフォーマーの身体能力、天性のリズム感、白人パフォーマーの手足の長さ、ユーモアのセンス、その中に入ったら同じ武器は持ってないってすぐにわかる。

でも、それをハンディにするか個性にするかは自分次第かなと。

まあ、どうにもならないことがあるのは当たり前だと思ってるんで。だってさ、あの人は立ってるだけで足が長いとか、どうしようもない!

 

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Akimi Okuda― こういうどうにもならない時に、人によっては「どうせ」とか言う人っていると思うんですけど、やこさんは食らいついて行くんですね
宮本やこ(Yako Miyamoto)

「どーせ、手がちっさいですよ〜」とか言いますよ笑。

でも、不平等だからこそ、できることがいっぱいあるって思ってるし、ハンディはある意味チャンスでしょ? 大事な個性にもなり得る。まあ、ハンディを魅力に変えるためには、人一倍、いや10倍くらいの努力が必要だったりもするけど、やりきった後の充実感も10倍感じれるって思えば、特した気分じゃない?

 

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Akimi Okuda― それだけ食らいつくのは辛いと思ったりすることもあると思うんですけど、努力ができる原動力はどこにあるんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

原動力、なんだろ?

昨日の自分より、ちょっとでも成長してたら自分で自分を褒めてあげること?

わたし、褒められて伸びるタイプなんで。笑

まあ、スタートの時点で自分がみんなより劣っていることを自覚してれば、あなたより頑張ってるのに!なんて考えなくて済むし、同じ努力で報われるとは思ってないから。

 

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生き方自分で選んだ人生を歩む

Akimi Okuda― やこさんの望む生き方を一言で表すとなんですか?
宮本やこ(Yako Miyamoto)

一言、うーん。

世間体や外部の価値観に惑わされずに、自分の気持ちを誤魔化さずに自分で選んだ人生を歩むこと、かな。

 

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目標楽しい人生だったと思える事

Akimi Okuda― これからの夢や目標ってありますか
宮本やこ(Yako Miyamoto)

死ぬ時に「まあ、楽しい人生だったよ」と素直に思えること。結局これに尽きるかな、と。

 

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メッセージ言い訳しない人生を!

Akimi Okuda― 最後に、これから海外に出ようと思っている人たちに向けてメッセージをお願いします
宮本やこ(Yako Miyamoto)

うーん、 「言い訳しない人生を!」かな。

 

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宮本やこ(Yako Miyamoto)

宮本やこ(Yako Miyamoto) - リズムパフォーマー()
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