ジャズを一つのエンターテイメントにしたい

黒田卓也(Takuya Kuroda)黒田卓也(Takuya Kuroda) - ジャズトランぺッター
JAZZトランペッターとして、世界で勝負し続ける黒田卓也。 自分がリーダーを務めるバンドや、現在世界ツアー中の世界的有名バンドはもちろん、ソロとして各国に呼ばれたりと、引っ張りだこ。 ニューヨークに来て9年目で本格的な世界ツアーを開始。年間の飛行機搭乗数は50回を超え、ヨーロッパ、南米、アジアを問わず、世界のビッグイベントに出演。 2011年に出した2作目のオリジナルCDは全米のラジオ視聴率ランクで3位に入った。よく自宅ホームパーティを開いて、料理と笑いをふるまってくれる、人間的にも超サイコーなTAKUYAさん。 トランペット一筋、プロアーティストしての生き様をLIVE!

対談者:Dragon

Dragon

名古屋で一番仲良かった先輩オカテツの高校の同級生がニューヨークにいる!ってことで紹介され、ジャズ演奏を見に行ったのが初め。そこから家でご飯食べさせてもらったり、その家のお風呂を壊してしまったりと、仲良くさせていただく。世界で活躍するたくやさんは、文句なしの挑戦者、溜まり場にお誘い!

[公開日] 2012/12/27(最終更新:2015/05/28)

LINEで送る

23歳渡米。ニューヨークのJAZZスクールに進学

渡米。ニューヨークのJAZZスクールに進学
Dragon― やっぱりJAZZといえばニューヨークなんですか?
黒田卓也(Takuya Kuroda)

断然ね。

ここにはアメリカだけじゃなく、

世界中のJAZZミュージシャンが

集まってくるから。

 

でも音楽でメシが食える奴なんて

ほとんどおらんのちゃうかなぁ。

 

本場のアメリカ人でさえ、

売れるまで10年かかるって言われる世界。

 

チャンスはたくさんあるけど

厳しい街でもあるよ。

でもやっぱりおもろいよね、 ニューヨークは。

31歳全米ラジオチャート3位

Dragon― すごっ!曲は自分で創ってるんですか?
黒田卓也(Takuya Kuroda)

そうやで。

カバーすることもあるけど、

 

このアルバムはほぼ自分で書いたな。

でも自分でもびっくりした。

嬉しいというよりあまり実感ないよね。

 

どっちかっていったら、

もっと頑張ろって思える出来事だったよ。

31歳世界ツアー開始

世界ツアー開始
Dragon― 世界ツアーやっぱり最高ですか?
黒田卓也(Takuya Kuroda)

最高やな!

自分がノってる時とかは、

本当になんとも言えん気分になる。

 

2000人くらいの観客がいて、

その人らが自分の音楽に

ノってくれてるのを見た時はまじでやばい。

 

“お前ら今日オレの演奏が聞けて良かったな”

くらいな気持ちになっとる。w

でもプレッシャーに

押しつぶされそうな 時も

けっこうあんねん。

 

昨日良かったから

今日も良かったっていう時は

ほとんどない。

 

調子わるいときは

早く終わってくれって思ってる。w

31歳本場NY BlueNoteで演奏

本場NY BlueNoteで演奏
Dragon― ミュージシャンをやってて 迷いや悩みってありますか?
黒田卓也(Takuya Kuroda)

折れそうになることはないけど、

考えることはけっこうあるよ。

 

俺らみたいなアーティストは

常に黒い不安はあるよね。

特にミュージシャンって

すごく抽象的なことやってると思うねん。

 

スポーツ選手と違って、

タイムが何秒縮まったとか、

目に見える絶対評価ないしな。

 

企業で働く人と違って、

年が経てばたつほど

給料上がるわけでもない。

逆に年いけばいくほど、

チャンス少ななって、 あせってくるんよ。

 

だから大事なのは

1年2年で スターになろうなんて

思わないことやろね。

 

これはガキの頃神戸で

ある有名なJAZZミュージシャンに

言われたことやねんけど、

いまホントそう思うな。

 

根気いるよなぁ。

実力がある奴が

有名になるわけでもないから。

 

正直運もいんねん。

だからこそシンプルに

自分はやりたいからやってる!

ってことを忘れちゃいかんよね。

野望『ジャズを一つのエンターテイメントにしたい。』

『ジャズを一つのエンターテイメントにしたい。』
Dragon― 野望を教えてください
黒田卓也(Takuya Kuroda)

ジャズを一つのエンターテイメントにしたい。

ジャズのイメージを変えていきたい。

 

日本でジャズって聞くと敷居が高い。

すごい小さいマーケットだと思う。

だからもっと再ブランド化していきたい。

 

ジャズって聞くとかっこいい、

って 思う人もいるかもしれんけど、

それは、陶芸だからかっこいい、

であって サッカーだからかっこいい、

じゃないねん。

 

知らないからすごい、じゃなくて、

みんな知ってるけどすごい、

に変えていく必要がある。

 

ダウンタウンの松本も言ってた。

今でこそお笑いは芸人は

かわいい芸能人と付き合ったりしてるけど、

ダウンタウンも昔は、

居眠りしてるじじいや

耳が遠いばばあばっかり相手してたって。

 

それと一緒。

俺もガキのころは、

じじばばばっか相手してたででw

なんで俺はこんなガキなのに、

聞く人は若い奴が

おらんのやって思ってた。

 

そのイメージをぶち壊したいね。

生きてるうちにやりたい

生き方『自分の剣を磨き続けることが最終ゴール』

『自分の剣を磨き続けることが最終ゴール』
Dragon― どんな生き方が理想ですか?
黒田卓也(Takuya Kuroda)

自分の剣を磨き続けることが最終ゴール。

自分のペースで

しっかり前へ進んでいける自分でいたい。

 

何で俺はこんなにがんばってんのに

ってことだけはいいたくない。

それは単純にがんばってないだけ、

 

こういう抽象的な仕事にはいったからには

しっかりとした抽象的なもんをもたんといかん、

ってこの10年で思うようになったな。

 

日本でツアーしときにも

メジャーレーベルの人から

君を売り出したいっていってくれたけど

なんか違うなーって思った。

 

ここまで10年、

せっかく頑張ってきたんだから、

そういう大人が餌をつり下げて

くるのは腹立つ。

 

かっこ悪いことはしたくない。

俺はブルーノートに出たい、とか

いくら稼ぎたい、

っていう物質的な目標とかって

あんまり興味ない。

 

物質的なゴールは

他人が決めることで、

それを思った瞬間、

やる気なくすね。

 

だから自分が大事にしてるもんとか、

抽象的なゴールを

しっかりと考えて大事にしたい。

自分の剣を磨き続けることが

最終ゴールやな。

 

だからこれから先、

いろんなことがあって

自分自身も変わっていくかもわからんけど

このまま同じペースでいきたい。

 

自分のペースでしっかり前へ進んでいける

自分でいたい。

 

贈る言葉『なんかあったら帰ってきたらええねん』

『なんかあったら帰ってきたらええねん』
Dragon― 世界に飛び出そうか迷ってる若者がいたら、たくささんならなって声をかけますか?
黒田卓也(Takuya Kuroda)

自分も色んな人に背中を押してもらい

ニューヨークにくることができました。

 

沢山の激励の言葉の中、

何故か一番心に響いたのは

「頑張れ」「根性」「シヌキでいけ」

「一番なってこい」といったものではなく

「生きてたら何とかなる、

なんかあったら帰ってきたらええねん」 でした。

ニューヨークにいけば、

すべての環境が変わり、

何もかもがゼロから創造する

と思ってしまっていた俺に、

それでもやっぱりそれは日本で

培った人生の延長上であるんだと

気づかせてくれました。

 

大きな決断の際、

大きな不安が誰にでもあるとは思いますが、

「一人」では無いと思うことで

視野が広がることもあると思います。

黒田卓也(Takuya Kuroda)

黒田卓也(Takuya Kuroda) - ジャズトランぺッター(Age:37)
脱PAN年齢:23歳(,
ニューヨーク(在住経験地:, ,
, ,

今後の挑戦

  • 2013年 世界ツアー開始
  • 2013年 プロデューサーとしての活動を本格的に始める
  • 2013年 自分のバンド(Takuya Kuroda Sextet)でブラジルツアー予定
LINEで送る

他の挑戦者を見る