Dragon

アウェーで自分を磨く

[公開日] 2015/02/23(最終更新:2017/02/23)

ニューヨークに5年も住んでるともはやホーム&アウェーで言えばホームです。道に迷うこともなければ大きなトラブルもない。どこが危なくてどこが安全、家賃の相場やレストランの相場はいくら、この街にいるのはどんな人。そんなことに迷うこともありません。何より言語が英語なので何かあっても言葉が通じないこともない。気の知れた仲間もいる。

 

こうなってくると人間は頭を使わなくなる。周りの人、音、環境、匂いが全て当たり前の一部になり、新しい気付きに出会えるチャンスも少ない。

 

ここ5年引っ越しが嫌いな自分が6回も引越しをしてきたのはそういう”鈍感体質”から抜け出したい思いもあったな、と振り返れば思います。

 

そこで今年から毎月最低1カ国と決め旅を始めました。まぁ失敗だらけです。人を信用し過ぎたばかりに変なもん食わされたり、普段の楽観思考が災いして国境で置き去りにされたり。飛行機に乗り遅れそうになったり、飛行機を買い直ししたことは何度もありました。

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ニューヨークではここ数年何もトラブルもないのに、です。同じ外国でもホームとアウェーではこれほどに違うんだと自分でも驚いています。

 

でも失敗を重ねる度に、自分の弱さや、アウェーの厳しさを感じ、裸の自分に対面することができます。世界で生きる”生”の人々を肌で知ることができます。ニューヨークに住み、毎週50人以上の外国人と会ってますが、世界にはまだまだ知らない人、知らないルール、知らない価値観があるんだなと痛感中です。

 

”知った気になること”

 

これがいかに怖いことか、いかに傲慢なことか、って思います。百聞は一見に如かず、と言いますが、見て体験することで頭で描いていた2Dの絵物語が3Dのリアルとして血肉になります。頭で学んだことはすぐ忘れますが、体に染み付いた体験は大事な時に体が思い出してくれます。

 

日本人は頭がいいです。これはいろんな国の人と会って思います。でもその分、頭でっかちになり、わかった気になる傾向があります。”当たり前”は良くない”感謝しよう”、戦争映画を見るたび今の恵まれた環境は”当たり前”じゃない。そう気付きそう意識しようとトライしたことがあると思います。いかにそれを継続することが難しいかも。

 

また旅を長くすればいいということではありません。定期的に”環境を変える”ことが大事だということです。旅を長くすればそれが”当たり前”になるからです。海外生活も住めば都です。”当たり前”はすぐに襲ってきます。

 

人間は忘れる生き物。”頭”で感じることには限界がある。

 

アウェーで戦うことは自分の弱さをえぐり出す。そこで等身大の自分と対面する。自分の立ち位置をわかる。世界を知ることで日本の立ち位置を感じることができる。

 

海外生活5年で少しずつ見えてきました。あと5年広げます。

 

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