Dragon

「完璧」<「想い」

[公開日] 2011/12/21(最終更新:2015/08/11)

「また山本誤字あるでー!」

 

2008年、社会人1年目の夏、
俺は企画書づくりに悪戦苦闘していた。

 

1年目の平均退社時刻、午前0時。
2008年7月25日、社会人初の誕生日は
24時間中23時間オフィスにいた。
とりあえずめっちゃ仕事してた。
知らないことばっかで超おもろかった。

 

だが俺には大きな短所があった。
「最強の男よりも最高の男になります!!」と
入社式でわけのわからん、
えらそうなことを言ったわりに、
ケアレスミスが多かったのだ。

 

「誤字脱字チェック」などという
地味で細かい作業にどうもパワーがでない。
あんだけ労働時間が長かったくせに、
俺は自分の誤字にとことん甘かった。
当時の上司によく言われた。
「誤字なんてホント初歩的、プロじゃないよ」
と。

 

あれから3年。
俺も成長したなーって思ってた矢先、
またやってしまった。
震災後につくったビデオメッセージ。
そこでやってしまったのだ。

 

日本へ届け
世界からの
MASSAGE

 

見た人からぞくぞくと感想が送られてきた。

 

その一つに仰天の事実が記されていた。
「とても感動して涙がでてきました。ほんとうにありがとうございます。
こんな時に言うのもあれですが、文字がマッサージになっています。
とても癒される動画ではありますが。w」

 

ん?癒される?
マ、マッサージ!????

 

おそるおそる改めて見返した。
すると、
MESSAGEのはずが
MASSAGEになってた!

 

こんな重大場面で、
出てしまった!ケアレスミス!!
これが企画書だったら上司は言ったであろう。
「こんなのボツだ!!!」
と。

 

だが、
この誤字ビデオはツイッターとFacebookでしか流してないのに、
結果的に6万人以上に届いた。特ダネと渋谷の大画面とNHKから
映像を使わせて欲しいとオファーがきた。

 

NHKは俺がそのオファーに
きづかずおじゃんになったが、
そんなことはぶっちゃけどうでもいいのだ。

 

もっと大事なことを学んだ。
【完璧】より【想い】

 

あの時、
アメリカに来て2ヶ月だった。
英語ほとんど話せなかった。
1眼カメラ買って1ヶ月だった。
人の顔を撮るなんて初めてだった。
Macを買って3ヶ月だった。
ビデオつくるなんて初めてだった。
YouTubeアップしたのは初めてだった。

 

ザ、ド素人

 

別に技術がなくたっていい、
少々ケアレスミスをしてもいい、
完璧じゃなくても
強い想いがあれば、
必ず届くのだ。

 

政治家だってそうかもしれない。
完璧でミスのない回答をする政治家より
小泉さんとか石原さんとか橋本さんとか、
強い想いがある人の話の方が伝わってくる。

 

それが完璧な回答かどうかなんてわからん。
どうせ世の中に正解なんてない。
そんなことを肌で教えてくれた出来事だった。

 

協力して素敵な笑顔をくれた
世界のみんなには本当に感謝。
結果的にあの経験から
一番多くのを得たのは
俺自身だと思う。

 

今は初めてのホームページ作成をしている。
何のために創ってるかまだ誰にもわからないであろう。

 

だが想いはでかい。

 

頭の中に思い描いている人々へ
いつか届くと信じて、
素人の、素人による、眠れるオオカミたちのための、満月。
誰に頼まれたわけでもなく、
必ずつくり遂げようぞ。

 

素人だから、、とか
やったことない、、、とか
お前じゃ無理だよ、、、、、とか
そんなものは関係ない。

 

あの大震災という最重要場面で、
マッサージという初歩的ミスを俺はした。
どんなにミスっても、
6万人やテレビで誤字をさらすことはあるまい。
やりたい!!って思ったらやる!

 

ホンキの想いはかならず届く!

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